近代スポーツ文化とはなにか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784790711896
  • NDC分類 780.13
  • Cコード C3036

内容説明

なにがスポーツを可能にし、スポーツがなにを可能にしているのか。一筋縄では解けないスポーツをめぐる問いに、気鋭の社会学者が正面から挑む。

目次

1章 スポーツとはなにか(仕事と遊びの間にあるもの―体育とスポーツの違い;プロとアマでスポーツに違いはあるのか ほか)
2章 スポーツ文化の翻訳と伝統の創造(段級制度という謎;段級制度の前史としての家元制度 ほか)
3章 スポーツ文化における性差(スポーツと遊びの創造性;競技スポーツとジェンダー ほか)
4章 スポーツにおけるグローバル文化の可能性(人類の共有財産なのか、文化帝国主義の道具なのか?;グローバリゼーションの功罪 ほか)
5章 スポーツ固有の倫理と快楽(「スポーツ道」の黄昏;No Fear, No Limit ほか)

著者等紹介

西山哲郎[ニシヤマテツオ]
中京大学社会学部助教授。1965年大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退。大阪大学人間科学部に助手として2年間勤務した後、1996年4月より中京大学に勤務。途中2002年4月より1年間、Mike Featherstone氏の主宰するTheory,Culture, & Society Centre(イギリス、ノッティンガム)に客員研究員として滞在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

米川青馬

0
読了。題名通り、近代スポーツを社会学的に論じた一冊。類書がなかなかない中、けっこう興味深く読めた。「SASUKE」「Xゲーム」とか「スポーツ道の黄昏」(=体育会系求道精神の凋落)、「グローカル」など、今どきの事象や言葉を取り入れて、わかりやすくバランス良く書かれていると感じた。「ゲイ・ゲームズ」「ツール・ド・イル」など、個人的に未知のこともいろいろとあって刺激的。ひとつだけ、「ユニバーサル・スポーツ」をはじめとする著者の提言がもっと全面に出ていると、より一層良かったように思う。2012/02/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/352474
  • ご注意事項