内容説明
“近代の後(ポストモダン)”の生活と社会のあり方が模索される今日、あらためて日本的余暇の伝統を回復し、労働と余暇の新しい関係を構築することが求められている。日本人のライフスタイルをデザインし直すという大きな課題に向けた「総合的余暇学」の試み。
目次
なぜ「余暇学」か
1 暮らしの中の余暇(日本人の余暇生活をチェックする;スポーツを通してみる余暇の実相;余暇が生みだす社会活動 ほか)
2 余暇と社会との関わり(余暇に支えられ、リードされる生涯学習;余暇に関わる国と自治体のサービス;余暇産業と余暇消費;情報社会の新しい余暇;余暇環境をどう整備するか)
3 余暇理論の探究(余暇学の可能性;西欧の余暇論を読む;現代哲学から見た余暇)
著者等紹介
瀬沼克彰[セヌマヨシアキ]
東京都八王子市生まれ。青山学院大学大学院教育学研究科博士課程修了。(財)日本余暇文化振興会主任研究員、文部省生涯学習局社会教育官を経て、1997年より桜美林大学経営政策学部教授。日本余暇学会会長
薗田碩哉[ソノダセキヤ]
神奈川県横浜市生まれ。東京大学文学部卒。(財)日本レクリエーション協会を経て、1996年より実践女子短期大学教授。日本余暇学会副会長
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