猫が30歳まで生きる日―治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電書あり

猫が30歳まで生きる日―治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見

  • 提携先に4冊在庫がございます。(2024年04月18日 11時56分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 243p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788717558
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0040

内容説明

AIM治療で、医療革命が起こる!猫にとって宿命的な病、腎臓病。長らく不明だったその原因がついに解明された。血液中のタンパク質「AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)」で治療が可能になるのだ。さらにAIMは、猫だけでなく人間にも効き、また腎臓病のみならず、アルツハイマー型認知症や自己免疫疾患など、これまで“治せない”と言われてきた病気への活用も期待できる。最新医療研究のリアルがここにある。

目次

序章 「余命1週間」からの復活
第1章 臨床から基礎医学の世界へ
第2章 研究の修業時代
第3章 謎のタンパク質「AIM」との出会い
第4章 “治せない病気”とAIM
第5章 AIMによる“ゴミ掃除”と腎臓病
第6章 ネコの腎臓病とAIM
第7章 腎臓病のネコにAIMを投与
第8章 ネコ薬の開発
第9章 臨床試験に向けて
第10章 新型コロナウイルスとAIM

著者等紹介

宮崎徹[ミヤザキトオル]
東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター分子病態医科学教授。長崎県生まれ。1986年東大医学部卒。同大病院第三内科に入局。熊本大大学院を経て、1992年より仏ルイ・パスツール大学で研究員、1995年よりスイス・バーゼル免疫学研究所で研究室を持ち、2000年より米テキサス大学免疫学准教授。2006年より現職。タンパク質「AIM」の研究を通じてさまざまな現代病を統一的に理解し、新しい診断・治療法を開発することをめざしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

127
評判に違わず、とてもいい本だ。多くのネコが腎臓病で天寿を全うすることはよく知られている。そのメカニズムを解明し創薬を目指す感動の物語である。難しいはずの医学的な解説もわかりやすく非常に説得力がある。研究や医療に対する著者の姿勢が素晴らしい。「治せない病気」が余りにも多いことに驚愕し、臨床医から基礎研究者に転向。日本と欧米との研究環境の違いに戸惑いながら、専門性に埋没することなく、獣医師らとの交流を通じてネコの腎臓病治療薬の開発に辿り着く著者の姿には、医師としての善意があふれている。心温まる感動の一冊だ。2022/01/05

アキ

107
著者は東大大学院医学系教授。免疫の研究でマクロファージの細胞死を抑制する分子をAIMと名付け、動脈硬化から腎臓病に効果があることを発見した。そしてネコ科の動物の多くは腎臓病で死に、AIMが機能していないことがわかった。そこで15歳の腎不全末期のネコにAIMを投与したらすぐに元気になった。そこでベンチャー企業でネコ薬の開発を始めた。ただ新型コロナで中断しているのが現状である。 https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=5642_01_37821412022/05/17

アナーキー靴下

84
以前つぶやいた、猫の腎臓病治療薬の研究者が著した本で、図書館予約したもののなかなか番が来ず、流石の猫パワー。今年4月の時点で集まった寄付は3億超らしく、これも猫パワーゆえだろう。本書は著者の自伝的様相が濃く、中盤までは表紙詐欺を掴まされた気持ちだったが、猫の話に移ると自然と背筋が伸びる思いになり真剣に読んだ。本書時点では開発中の猫用一般食は既に商品化されているが、この本を読んだ後では猫フードはそれ一択なのではと思わせるほど。著者は既に東大を離れAIM医学研究所を設立、そちらで研究を継続しているらしい。2022/08/09

72
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/01/post-b763e0.html 紹介文に「最新医療の研究現場のリアルを伝えます」とある通り、猫の腎臓病を治す「AIM」の発見について語られています。早く、人にも応用できるようになってほしいものです。2023/01/02

読特

52
「いつまでも元気でいてくれ」、愛猫を見つめてそう願う。叶わぬことと知りながら。いつかその日がやってくる。その日は遅い方がよい。・・腎臓病はネコ科の遺伝病。特効になるAIMの発見。膨らむ期待。愛猫家が待ち望むが、薬の開発が新型コロナで止まってしまった。原因は開発企業の資金難。根本は緊縮財政だろう。腎臓病、アルツハイマー、新型コロナ、ヒトへの効果の可能性もある。国が乗り出してもいいはずだ。そんな中での朗報。AIM入りのペットフードを出すという。さあ、期待。デフレに病めるこの国へ。”緊縮脳”完治の願いもこめて。2022/02/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18098681
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。