学校では教えてくれない差別と排除の話

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774406411
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0036

内容説明

「なぜ中学や高校で差別や排除を教えないのだろう?」そんな筆者の素朴な疑問から始まり、「それなら差別と排除の教科書を作ってみよう!」と、この本は生まれました。すべての子どもたちと親、そして教師の必読書!

目次

1 「いじめられっ子」と「いじめっ子」のはざまで
2 なぜ僕は差別や排除に興味を持つようになったのか
3 排除される外国人労働者
4 ある実習生が見た日本の現実
5 差別する人々との出会い
6 噴きあがるネトウヨ
7 なぜ彼らは差別するのか
8 ヘイトスピーチとはなにか
9 なぜ沖縄は差別されるのか
10 差別や排除とどう向きあえばよいのか

著者等紹介

安田浩一[ヤスダコウイチ]
1964年、静岡県生まれ。「週刊宝石」などを経てフリーライターに。外国人労働者問題などをテーマに取材活動を続け、「ネトウヨ」とされる在特会を取材した『ネットと愛国』(講談社)で2012年の講談社ノンフィクション賞を受賞。2015年、「ルポ外国人『隷属』労働者」(「G2」vol.17)で第46回大宅壮一ノンフィクション賞雑誌部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モモ

47
考えさせられる一冊。日本に来た外国人実習生への冷遇。ここまで酷いとは読んでゾッとした。新大久保でのヘイトスピーチ。あれと関東大震災の朝鮮人虐殺は繋がっているように感じた。見ているだけで反対もせず傍観しているのは容認しているのと一緒という言葉にハッとする。ヘイトスピーチに反対する「カウンター」と呼ばれる人たちがいることにホッとする。私も参加しよう。沖縄の基地問題など考えさせられる話がたくさんあった。無知による差別は悲しい。中高生だけでなく、多くの人に読んでもらいたい一冊。2022/11/18

さく

27
そもそも著者が好きになれなかった。ヘイトスピーチの取材では、売り言葉に買い言葉、暴言に暴言で応酬してしまうみたいだし。なんでもかんでも「差別」が悪い!という結論に短絡的に落とし込んでくるので、本ではなくてブログでも読んでいる気分。2018/02/07

テツ

25
中高生にも読み易く解りやすい作りの差別と排除についての一冊。個人対個人でも集団対集団でも人間は必ず差を作り別ける。それは仕方ない。一人一人を比べてみたら差はどうしたって必ず存在するのだから。ただその差を論い触れ回り、相手を攻撃することをストレス発散や自己肯定の手段とすることはやはりよろしくない。いつ如何なるときにでも理知的に振舞うこと。どんなことにも酔わず流されず自分で思考すること。差別を無くす方法って多分、個人個人が出来る限り理知的に在ろうと心がけることなんだと思う。2017/12/09

いっちゃん

21
差別をしないように気をつけられない人間は不勉強な人間なんだよね。百田尚樹とかネトウヨなんか典型的。人権は与えらるものではなく、産まれたときからの所持品なわけで。この本の内容をうちの高一の娘は理解できるかな。日本が歩んできた歴史を理解した上でないと、「差別の根っこが同じ」という意味が理解出来ないかもしれない。自分がされて嫌なことを自分以外の人にしない、そんな基本的な部分がわからない人が多いのは、結局教育がダメってこと。勉強大事。2023/06/02

くるぶしふくらはぎ

20
不正義を許してしまった時点で、社会も人間も、どんどん壊れてしまうのです(本文抜粋)。マスコミの部分的な報道で歪んで理解していたり、知らされていない(自分で調べようとにも、そもそも問題点があることに気がついてない)事実で一方的に偏向して理解していたりすることが、なんと多いことか。2018/05/12

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