内容説明
言葉を武器にするサパティスタ国民解放軍(EZLN)「インターネット戦争」と呼ばれる闘いの実態は?メキシコの“辺境”ラカンドン密林で発せられた反グローバリズムの叫びがなぜ世界の人びとの心を捉えたのか?バーチャル空間とリアルワールドで展開される彼らの運動を言説分析とフィールドワークによって検証する。
目次
多くの顔をもつメキシコと顔のない“ゲリラ”
第1部 インターネット戦争?(インターネット戦争の背景;インターネット戦争の主役たち;戦場になったインターネット;ネット外の戦争:低強度戦争)
第2部 サパティスタの闘争と言説の変容(テクスト分析;言説分析;サパティスタ闘争・言説の“ポストモダン”性)
著者等紹介
山本純一[ヤマモトジュンイチ]
1950年東京都新宿区馬場下町に生まれる。1972年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1981年メキシコ大学院大学(エル・コレヒオ・デ・メヒコ)経済研究センター経済修士課程単位取得満期退学。現在、慶応義塾大学環境情報学部教授兼政策・メディア研究科委員。研究領域は、メキシコ地域研究・米墨国境地域研究(政治経済)、言説分析、スペイン語マルチメディア教材開発
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