出版社内容情報
モンスターペアレントというレッテルを恐れるあまり、物言えぬ保護者になってはいけない。自身の息子が受けた教師の横暴、身勝手さにすぐテンパってしまうシングルマザーが身体を張って学校と対峙した奮闘エッセイ。
内容説明
うちの息子はワタシが守る。学校とのたたかい方。
目次
第1部 変人教師のせいで不登校に―私立中学篇(モンスターティーチャーと対面;新担任は人間嫌い;夜8時の登校命令;「ご子息は皆から反感を持たれています」;副校長に相談 ほか)
第2部 いじめでスタート母親バトル―公立中学篇(公立中学への転校;体育祭でのいじめ;いじめっこ判明;いじめられた過去;登校するフリ ほか)
著者等紹介
内藤みか[ナイトウミカ]
1971年山梨県生まれ。小説家・エッセイスト。大学在籍中に作家デビューし、電子書籍系の執筆を中心に活動。ケータイ小説の女王と呼ばれたことも。95年に結婚、一男一女をもうける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mmaki
5
確かに変な先生もいるし、学校のやり方に疑問を持つこともあるし、おかしな保護者もいるけれど…。著者のやり方、言い方、持っていき方のまずさが余計に事態を悪化させたのではないかと思う。相手(学校サイド、加害者親サイド)の意見もぜひ知りたいところである。2017/05/15
水彩
3
多少好戦的過ぎるかなとか、やりすぎじゃないかなとか思うところもあったけど、このくらいじゃないと泣き寝入りすることになるんだろうなぁ。2012/08/16
のり
2
前半部分は昔を思い出したなー。変な教師ばっかりだったし。ただ教師の所は確かに問題あったと思うが、その次のいじめって関係なくないか…? 4対1の構図で責めたのはいじめになると思うが、その後3人とは仲直りしたわけで、Aという少年とは最終的に反りが合わなかったのは当事者間の問題だから親関係ないじゃんと思って読んでました。2017/07/06
のり
2
子どもが体調を崩すほど課題を強要し、できなければ懲罰を与える教師。「お子さんのよいところが見つかりません」の言葉には絶句しました。同じクラスの生徒6分の1が中学を中退してしまう。自分の子どもが教師にいじめられない限り、他の保護者は抗議に協力してくれず、むしろ疎ましがられるという状況で、本当に苦労されたことがわかりました。子どもの異変に気づくようによく観察し、おかしいと思ったら早いうちに専門家に相談する。学校、教室は密室。学校での話を子どもから進んでしてもらえるような雰囲気作りをしていきたいです。2014/07/23
ヒツジ
2
作者の対処は全体的に自分とは相容れないなと感じましたが、自分のために全力で動いてもらった、というのが息子さんへの何よりの贈り物になったと思います。2012/11/21