精神医学的面接

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  • サイズ A5変判/ページ数 327p
  • 商品コード 9784622021964
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C3047

出版社内容情報

医師-患者関係とはなにか。面接のあらゆる事例への著者の具体的助言は人間理解への道を示す。
1986年初版


訳者:
中井久夫(なかい・ひさお)
1934年奈良県に生れる。京都大学医学部卒業。現在 甲南大学文学部人間科学科教授。著書『中井久夫著作集――精神医学の経験』全6巻別巻2(岩崎学術出版社、1984-91)『最終講義――分裂病私見』(みすず書房、1998)ほか多数。訳書にエレンベルガー『無意識の発見』上下(共訳、弘文堂、1980)のほか、みすず書房からはサリヴァン『現代精神医学の概念』『精神医学の臨床研究』『精神医学的面接』『精神医学は対人関係論である』『分裂病は人間的過程である』、ハーマン『心的外傷と回復』、バリント『一次愛と精神分析技法』、さらに『現代ギリシャ詩選』『カヴァフィス全詩集』『リッツォス詩集 括弧』、ヴァレリー『若きパルク/魅惑』などが刊行されている。最近作にはヤング『PTSDの医療人類学』(共訳)『エランベルジェ著作集』(全3巻)がある。

内容説明

「対人的」「関与しながらの観察」「他者の評価の反映としての自己」等々、サリヴァン精神医学の特徴が臨床の場面場面に鮮やかに生きられている本書は、サリヴァンの遺著のなかでもっとも実践的な書であり、著者の人間理解を掛値なしの具体性をもって示す。

目次

第1章 精神医学的面接の基礎概念
第2章 面接の場の構造をつくる
第3章 面接の技法を一般論的に若干考察する
第4章 面接の初期段階
第5章 詳細問診―その理論的設定
第6章 面接とは過程である
第7章 詳細問診における引照基準としての発達史
第8章 軽症重症各様の精神障害の診断用徴候と類型
第9章 面接の終結
第10章 面接におけるコミュニケーションの問題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Asakura Arata

3
みんなに聞かせたお話の収録なのだが、読みにくいなあ。一読しただけでは何を言っているのか分からないところも多い。その割には超口語体だったりする。でも内容はとても常識的なこと。被面接者の不安をできるだけ少なくすrということ。2013/04/10

水野

2
おくすりがない時代、面接で分裂病に向き合ったひとの話なので、精神科医の話なのだけどあれこれ参考になる。安全脅威感に対し、どのように不安が湧いてどのように防衛し、どのように修復するか、そのパターンを二人で見極める。そのための勘所を教えてくれる一冊。2013/01/10

moco

1
たいへん参考になった。2010/09/02

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