甘やかされすぎるこどもたち―日本人とドイツ人の生き方

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591062012
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0037

出版社内容情報

ドイツのこどもたちの学校生活や日常を描くこと を通して、日本のこどもたちに真の勉強の意味、 仕事とは、自立とは何かを伝える。

内容説明

甘やかされすぎた日本のこども、叱ることのできない日本の親、語り合えない日本の教師。自立しているドイツのこども、厳しい躾をするドイツの親、語り合えるドイツの教師。いったいこれはどうしてなのか!フランクフルト在住の気鋭の評論家・クライン孝子が熱く語る。

目次

1章 勉強―受験がいっさいないドイツ
2章 家庭―ドイツの親には威厳がある
3章 友だち―友だちをつくるのは「今」!
4章 自立―精神的にも経済的にも自立しよう
5章 仕事―自分のやりたい仕事につこう
6章 おとなになるということ―自分自身を成長させよう
7章 生きるということ―悔いのないように生きよう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みさどん

9
世界中に一番進出してうまく生きていっているのは、ドイツ人だと聞いたことがある。彼らの育ち方の秘密がわかる。外国では、仕事や経歴で人を軽んじない。日本もこんな時代は確かにあったのだけど。我が息子に「マザコンになってほしい」と公言しているあるお母さんに、この本を読んでもらいたい。戦後、謝罪と反省をし、きちんと筋を通した国づくりをしてきたところも見事なドイツなのだ。2015/04/25

lovemys

6
少し前の本ですが、日本の受験制度は変わってません。ずっと変わらないと思う。ドイツの休みは世界一長いらしい。好きな仕事をして、思いっきり休んでリフレッシュして、また好きな仕事に戻る。いいなぁ〜。大学がほぼ無料で入試なしなのはいいな。日本は私立がやたら多いし、無料は無理なんだろうな。しかし、何でこんなに私立が多いのか。学校経営は儲かるのかなぁ? と思ってしまう程日本は大学多いなぁ〜。2021/12/21

きく蔵

5
再読。ドイツの教育(精神的にも技術的にも一人前にすることをいちばんに考えたもの)は改めてすばらしい。学費の心配も少なく、「やりたいこと」に主軸を置き、違うと思ったらやり直しもきく進路の選び方は、人生の満足度にもつながるだろう。一方、対比として描かれる日本の若者像には少し抵抗あり。「受験/学歴第一」「若者のブランド志向と援助交際」…え〜、そればっかりじゃないけどなぁ。出版当時とでは時代が違うからというのもあるけど、日本の教育も多少なりとも改善の方向にあるように思う。まだ主流ではないにしても。2019/09/27

ブルーツ・リー

3
子供の教育に関して学べるかと思って借りてきたが、ただひたすらのドイツの教育の賛美ばかりで、あまり参考にならず。 新自由主義ここに極まれり。と言った感じで、子供の事だろうが何だろうが、全て個人の自由と自己責任に任せる、というやり方で、これは「効率」とか「成長」の上では良いかも知れないが、それだけ息苦しい、常に成長や自立を追いかける「だけ」の国になりかねず、ドイツのやり方そのままでは、余りにも生きづらい国になりはすまいか。 聴くべき事が無いとは言えないが、全てを「甘え」だと断じるやり方に、正直不信感を抱いた。2022/07/31

az

3
現在24歳のゆとり世代です。働きはじめてから、「生きていくための実用的な勉強をもっとしておきたかった」と思っていたところにこの本と出会いました。 日本の教育システムを変えるのは難しいです。しかしこの本を読んで、もし自分が親になったときには、子どもに伝えたいことがはっきりしました。ドイツ贔屓しすぎじゃない?^^;と少し思ってしまいました。2013/01/16

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