内容説明
武勇の聞仲、知略の姜子牙、ぶつかり合う!妲己は紂王を誑かし、殷(商)の重臣を次々と陥れる。姜子牙は周の武王を扶け、聞仲・趙公明に挑み、仙人たちが人界を暴れ回る―全訳第2巻!
著者等紹介
二階堂善弘[ニカイドウヨシヒロ]
1962年生まれ。中国文学研究者。アジア民間信仰研究。1985年東洋大学文学部中国哲学文学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2009年より関西大学文学部教授
山下一夫[ヤマシタカズオ]
1971年生まれ。中国文学研究者。1994年慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻卒業。同大学大学院文学研究科単位取得退学。2011年より慶應義塾大学理工学部准教授
中塚亮[ナカツカリョウ]
1977年生まれ。中国文学研究者。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学)。愛知淑徳大学・金城学院大学等非常勤講師
二ノ宮聡[ニノミヤサトシ]
1982年生まれ。中国文学研究者。中国の民間信仰研究。関西大学大学院文学研究科中国文学専修博士課程後期課程修了。博士(文学)。関西大学等非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さとうしん
4
同じ筋立てでも安能務版と比べると随分味気ない印象を受けるが、安能版はその分編訳者の思想をゴッテリ読まされていたということになるのかなと。2017/12/17
木倉兵馬
1
前巻の解説でもそんなに評価されていなかったストーリー部分ですが、ようやく大規模な戦闘になり始め盛り上がるか……と思いきや、周側が容赦なく敵を殺すのに比べ、商側は端役は殺すものの強力な仙人や武将は捕縛するだけ、その上周には燃燈道人という強すぎる味方がいるというアンバランスさで緊張感が薄く、主人公側のピンチもピンチらしく感じない……という何とも言い難い展開ですね……。そして昔の小説なので仕方ないのですけれども、パターンが読めてくるのは辛い。世界観や道具などは魅力的なのですが……。2018/06/25
DualBlueMoon
1
十絶陣で一旦犠牲になる人はちょっと気の毒。2018/04/15