内容説明
自由気ままなノラ猫の自叙伝。さすらいのノラ猫が孫息子に語る「いのち」の不思議。世代を越えて読みつがれる、胸に響く「癒し」の物語。
著者等紹介
ウィルソン,アンドリュー・ノーマン[ウィルソン,アンドリューノーマン][Wilson,A.N.]
1950年イギリス生まれ。80年に発表した小説『愛の癒し』がサマセット・モーム賞など多数受賞し、ベストセラーとなる。以後、小説、エッセイ、伝記、歴史読物など、数多くの作品を発表して、高い評価を受けている
小竹由美子[コタケユミコ]
1954年東京に生まれる。早稲田大学法学部卒業
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
26
猫が語る…猫の一生。次々といろいろなことが起きるので、飽きずに読めました。人間のせいで酷い目にあいながらも、飄々と生きている。ほのぼの系ではありません。2016/09/09
宇宙猫
17
挫折。話が辛くて挫折。猫が孫に語る形式のせいか、子供っぽい文章がちょっと読みづらい。子供向けなのかな。2024/12/19
流之助
12
「吾輩は猫である」のイギリス版ともいえるかも。猫には誰かから名付けられる必要は無い。猫は猫であるだけで満たされる。自由で、さすらい、いつでもホームに帰れる幸せ。猫の視点で語られる、様々な猫や二本足たち(人間)との半生。幸せは一瞬で消え失せ、不幸は何もかも奪うように思える。それでもまだここは生きるに値する世界だ。孫猫に話しかける主人公猫。彼が素敵な一生をおくれたらいいな。2024/12/30
柚木あんづ🍉
12
ノラ猫の自叙伝。とても大きなふわふわの尻尾を持つオス猫が語り手。小竹由美子さんの硬質な訳がハードボイルドな彼の性格にぴったりだし、猫たちが活き活きとしていて魅力的。でも人間は猫のようには振る舞えない。動物虐待はもとより、動物実験だって、医学目的、あるいは化学薬品の影響を調べる場合だけは…と人間の都合で動物たちを苦しめていただけ。それに気がついたときの、戸惑い。そこに人間の醜さが拍車をかける。だから、もう見ないふりはしたくない。語り手がお月さまのことを「夜の母」、死を「大いなる静けさ」と呼ぶのが好き。2023/02/28
あんころ猫
10
猫目線で語られる、あるおじいさん猫の一生。 作者はよっぽど猫が好きで、心を通わせているのだろう。丁寧に猫の世界観が描かれている。人間のことを「二本足」や「黄色いカタツムリ」と呼んだり、冷蔵庫は「白い小屋」など、少し滑稽な表現もあり笑ってしまった。 安心、喜び、怒り、悲しみといった、私たちも生きている中で何度となく経験する感情がぎゅっと詰まっており、読みながら頬がゆるんだり、ラストは自然と涙がこぼれた。愛についても考えさせられた。猫好きさんやそうでない方(ヒューマンドラマが好きな方)にもおすすめの一冊!2017/11/25




