内容説明
本書は、衝動性のコントロールが、臨床の現場で、あるいは種々の精神疾患のなかで、どのように障害され、どのような治療や看護をなすべきかということが、中心的テーマとなっている。
目次
第1章 衝動の理解(衝動とは(心理学的理解)
衝動コントロールの発達(発達論的理解)
衝動コントロールを妨げている原因の概論(精神医学的理解)
看護における衝動の意味)
第2章 衝動のアセスメント
第3章 衝動コントロールの障害(統合失調症にみる衝動性;気分障害にみる衝動性;強迫性障害にみる衝動性;依存症にみる衝動性;パーソナリティ障害にみる衝動性;摂食障害にみる衝動性;発達生涯にみる衝動性;脳器質性疾患(ピック病など)にみる衝動性
その他―非行・犯罪にみる衝動性)
第4章 衝動コントロール障害の治療と看護―医療観察法病棟における経験から(衝動コントロール障害の評価と治療プログラム―医療観察法病棟における看護の取り組み;衝動コントロール障害の看護の実際)
第5章 一般精神科病棟における衝動コントロール(精神科病棟の対応;作業療法における対応;暴力事故防止プログラム)
著者等紹介
坂田三允[サカタミヨシ]
名寄市立大学保健福祉学部看護学科教授
萱間真美[カヤママミ]
聖路加看護大学精神看護学教授
櫻庭繁[サクラバシゲル]
京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻
根本英行[ネモトヒデユキ]
静岡市こころの健康センター参事兼地域支援担当統括主幹
松下正明[マツシタマサアキ]
東京都立松沢病院顧問、東京都精神医学総合研究所名誉所長
山根寛[ヤマネヒロシ]
京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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