出版社内容情報
《内容》 「患者へのケアがどれくらい効果があるか」はナースにとって特に関心の高いテーマですが,精神障害者に対するケアの評価は容易ではありません.また,チーム医療のなかでナースの力がより発揮されるために,他職種やナース相互のサポート,組織がどうあるべきかなどを理解することも重要です.本書は評価尺度の紹介だけでなく,それを活用し,ナースのサポートやエンパワメントに役立てる方法・提案を記載しています
《目次》
第1章 看護ケアの評価
1.看護ケアを評価することの意味
2.看護ケア評価のための尺度
3.患者-看護師関係の評価
4.看護チームの機能評価-病院機能評価受審を契機に看護チームの機能を見直す
5.看護組織の評価
6.他職種による看護ケアの評価
医師の視点
精神科ソーシャルワーカー(PSW)の視点
作業療法士(OT)の視点
臨床心理士(CP)の視点
経営管理の視点
当事者の視点-優しい節度ある看護師のひと言
行政の視点
第2章 ナースサポートの考え方とその実際
1.他職種との協働のためのサポート
2.精神看護の特殊性とナースへのサポート
3.CNSの役割と活用
4.外部助言者の活用
5.看護研究のサポート