出版社内容情報
一九世紀植民地下のアイルランドで世界初のホスピスをつくったマザー・エイケンヘッドの知られざる生涯とその功績を辿る。
【著者紹介】
アイルランド、コーク出身。著述業・修道士。教育史・哲学専攻。Ph.D。アイルランドでベストセラーとなった『エドモント・ライス』他、主にクリスチャン・ブラザーズに関する多数の著作がある。
内容説明
19世紀アイルランドで、路上で苦しむ病者を救うため貧しい人でも安心してすごせる病院を創立、現代のホスピスに続く道をつくり、ナイチンゲール、シシリー・ソンダースに影響を与えた修道会創始者の非凡なる生涯。“ホスピスケア”の原点へ。
目次
第1章 幼少期―里親に育てられたコークでの日々
第2章 慈愛の種―シャンドンの鐘の近くで
第3章 貧しい人びとの叫びを聞く
第4章 使命を明確に―「神さま、道をお示しください」
第5章 成長と拡大―駆け出しの修道会
第6章 新たな冒険と先駆けの日々
第7章 混乱期―成長の痛み
第8章 病床からのリーダーシップ―衰弱と苦悩の只中で
第9章 ハロルズ・クロス―「主よ、汝の与えたまいしときは尽きました」
参考資料
著者等紹介
ブレイク,ジューナル・S.[ブレイク,ジューナルS.] [Blake,Donal S.]
アイルランド、コーク生まれ。著述業・修道士(クリスチャン・ブラザーズ)。コーク大学にて修士号、ハル大学にて博士号取得。ダブリンのマリノ・インスティテュート・オヴ・エデュケーションの学寮に在住。教育史・哲学専攻。主にクリスチャン・ブラザーズに関する多数の著作がある
細野容子[ホソノヨウコ]
1942年、京都府生まれ。住友病院、新生会第一病院などで臨床看護を経験。広島国際大学をへて、岐阜大学医学部看護学部教授(成人看護学)。退職後は高次脳機能障害、リンパ浮腫で悩む人たちの支援など、患者・家族会の援助を行っている
浅田仁子[アサダキミコ]
静岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部文学科英文学英語学専攻卒。翻訳家(英・仏)。社団法人日本海運集会所勤務を経て、BABEL UNIVERSITY元講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。