幻冬舎文庫<br> 破裂〈上〉

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幻冬舎文庫
破裂〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 422p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784344409880
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

過失による患者の死に平然とする医師たちに怒りがたぎる元新聞記者・松野。心臓外科教授の椅子だけを目指すエリート助教授・香村。「手術の失敗で父は死んだ」と香村を訴える美貌の人妻・枝利子。医療の国家統制を目論む“厚労省のマキャベリ”佐久間。医療過誤を内部告発する若き麻酔科医・江崎。五人の運命が今、劇的にからみ転がり始めた。

著者等紹介

久坂部羊[クサカベヨウ]
大阪府生まれ。大阪大学医学部卒業。作家・医師。2003年、小説『廃用身』(幻冬舎文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りゅう☆

103
医療ミスの実態をルポする松野に協力する麻酔科医江崎。「痛恨の症例」にパニくった同僚に心が折れそうになるも、松野の説得により取材や調査を再開。一人前の医者になるべく犠牲になった患者達の命の尊さへの軽い気持ちに憤りを感じ、松野が医療に対する不安不信感を覚えた経緯に苛立ち、医療ミスの内部告発で事が動き出す。「プロジェクト天寿」を掲げる厚労省佐久間の策略に衝撃を受け、大学教授選の黒さに嫌気が差し、江崎の秘密に驚きを隠せず、江崎父の死に驚愕。身の危険を感じつつ医療ミスの実態に迫る。どんな方向に向かうのか、いざ下巻!2016/03/31

ゆいまある

90
超高齢化社会に対応するために、サイコな厚労省の役人が高齢者を死なせる計画を立てる。白羽の矢が立ったのはとある心臓外科医。心筋を回復させる研究をしていたが、そこに重大な副作用があり、それが逆に役人の眼鏡にかなった。心臓外科医が行ったオペの後突然ステった患者。それは医療ミスではないかと動き始めた麻酔医(主役、モテる)。主な登場人物全員男性、性役割がの描き方が50年前で残念。これだけ医者出てきて女性医師ゼロ。女性はナースとマドンナキャラぐらい。下巻に続きます。2022/02/20

ちょこまーぶる

86
ページを捲るにしたがってワクワク感を感じる一冊でした。医療ミスを隠蔽しようとする巨塔である大学病院に対して戦いを挑む暗い過去の呪縛から脱出できずにもがいている正義感溢れる青年医師、裏の顔を持っているであろうジャーナリストそして大学病院での出世のことと保身しか考えていない医師たちの姿の描写がしっかりと描かれています。しかも、私には理解不能な論理を国策としての実現していこうとする官僚と医療者たちの悪しき結託も医療訴訟の中で暴かれていくようで下巻を読むことが楽しみです。最後はスッキリしたいなと思っていますが。2014/12/20

nobby

85
未熟による医療ミスという“痛恨の症例”を摘発する、正直あまり珍しくない内容を掘り下げるなぁと静かに読み進めた。しかし只では終わらない(笑)内部告発や教授選、最新の心臓治療、これらが一人の厚労省官僚の登場で絡み合って中盤からもう夢中。“破裂”の意味する所は恐ろしい…高齢者に携わる職業人として、その背景は十分に分かるが、“廃用身”での想いよりは違和感。“ぴんぴんポックリ”確かに望み通りかもしれないが…“PPP”裏から見て“666”この不吉な予感を感じながら下巻へ。2014/12/16

アッシュ姉

79
久坂部さん初読み。医療過誤や高齢化社会などの問題が、現役医師でもある著者ならではの切り口で描かれ、読み応え抜群で非常に興味深い。ジャーナリスト、医師、遺族、それぞれの立場から医療ミスを告発しようとする三人。画期的な療法を発表し、心臓外科医としての地位と名声を得たいエリート助教授。医療統制を目論む厚労省の官僚。主な登場人物の五人それぞれに、大なり小なり共感するところ反感を抱くところがあり、主人公や一人に寄り添って読み進む感じではないところに戸惑いつつも、どう展開していくか楽しみに下巻へ。2015/10/05

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