内容説明
むちゃ食いして吐くことは、体に害をあたえます。過食症は、精神面、社会面、感情面で問題をひき起こします。過食症の人は、理論的に考える能力を失うことがあります。不安でいらいらし、友だちや家族からはなれて、自分を閉じこめてしまうことがあります。過食症の人は、相手かまわずの性行為や、まんびきなどの、衝動的な行動をとる危険性があります。酒類や薬物の依存症になる危険もあります。過食症は治療し、治すことができます。
目次
1 食べもの―敵、それとも味方?
2 どうしてやせたいと思うのか
3 原因をさぐってみよう
4 エイミーの場合
5 体にも心にもおよぶ害
6 健康になろうよ!
7 わたしにできることはなんだろう?
著者等紹介
上田勢子[ウエダセイコ]
AM‐USA
汐見稔幸[シオミトシユキ]
東京大学大学院教育学研究科教授
田中千穂子[タナカチホコ]
東京大学大学院教育学研究科助教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
65
拒食症と同様、摂食障害。テレビや雑誌などでは「痩せる広告」が多いのに対し「食べ物の広告」も多い。現代は細い女性や贅肉のない男性が理想とされている影響もある。太っていたりするとからかわれたり笑われたりするのも理由の1つ。/女性に多い。男性はやせているのが恥ずかしいと思う人もいるが、女性はやせているのが望ましいと思う人もいる。(;-ω-)ウーン。もどしたりするので胃液によって歯が虫歯になりやすい。2019/11/20
くまこ
2
「過食とは、つらい感情をかくすために、食べ物を薬として使うこと」という表現が印象的だった。過食症から、薬物や酒類の依存症へとつながるデータも紹介されていて、ショックを受けた。食べて、排泄して、普通に生きていくのが、怖くなる。2012/07/25
happy
0
UK図書館2015/05/23
かめ
0
「過食症」という言葉を初めて聞く、ぐらいの人が読むといいレベルの初歩知識の本だと感じました。2015/04/06
みぃ
0
食に溢れてる今の世の中だからこその病気ですよね。解決策は受診?本当にそれだけで、解決するものだろうか…。初めて読んで理解するのにはわかりやすい本なのかもしれない。表面上の本という印象。2013/04/03