出版社内容情報
《内容》 医療領域をはじめとして人を対象とした専門家が,より効果的なコミュニケーションが営めるよう,それに役立つ基本的な知識とその展開を概説.対人関係における基本的な態度となる「カウンセリング・マインド」について,エクササイズを含めて解説.
《目次》
【安心感と信頼感】 日本社会における安心感 安心感と安全感 医療場面における安心感と信頼感 【カウンセリング・マインド】 カウンセリングやサイコセラピー(心理療法・精神療法)とは 技術と技能 【共感】 対人関係と共感 7つの態度 “わかる=理解する”こと 共感の定義 共感の生物学的側面 共感の発達 共感と異なる概念 共感による効果 共感の習得 【ノンバーバル・コミュニケーション】 ノンバーバル・コミュニケーションの発達 目的 ノンバーバル・コミュニケーションの種類 【バーバル・コミュニケーション】 面接場面の導入と構造化 質問法 感情反映 話した内容に対する受け止め 聴き手の抱く感情や考えの伝達 直面化 セルフ・ディスクロージャー(自己暴露) 情報提供 最小限での励まし:話を続けるような促し 話を聴く姿勢や態度とそれを伝える行動とジョイニングとミラーリング ユーモア 要約 終結 【クライエントと自分自身の言動の意味を理解する:防衛機制】 無意識レベルでの不安への適応 種類
目次
1 安心感(a sense of secure)と信頼感(a sense of trust)
2 カウンセリング・マインド
3 共感
4 ノンバーバル・コミュニケーション
5 バーバル・コミュニケーション
6 クライエントと自分自身の言動の意味を理解する:防衛機制
著者等紹介
五十嵐透子[イガラシトウコ]
国家公務員共済組合連合会虎の門病院でナースとして勤務後渡米し、博士号(心理学)を取得。1997年金沢大学医学部保健学科講師、2001年同助教授を経て、2002年より上越教育大学学校教育研究科(臨床心理学)助教授。専門、臨床心理学
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