中公新書<br> 京都の神社と祭り―千年都市における歴史と空間

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中公新書
京都の神社と祭り―千年都市における歴史と空間

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121023452
  • NDC分類 175.962
  • Cコード C1221

出版社内容情報

京都を代表する八坂神社下鴨・上賀茂神社松尾大社、伏見稲荷大社、北野天満宮、上・下御霊神社今宮神社平安神宮の歴史と祭祀を詳説

目次

第1章 京都を代表する神社・祭と都市の歴史
第2章 平安京以前の古い信仰と神社―下鴨・上賀茂・松尾・稲荷
第3章 都市・平安京に生まれた新しい信仰と神社―八坂(祇園)・北野・上下御霊・今宮など
第4章 平安後期以降に生じた地域の守り神への信仰
第5章 平安京以前から続く祭―葵祭と御蔭祭・御阿礼神事
第6章 平安京の都市構造と結びついた祭―松尾祭と稲荷祭
第7章 平安後期から鎌倉期の祭―祇園祭の神輿渡御と今宮祭を中心に
第8章 南北朝期から室町期の祭―祇園祭の山鉾巡行を中心に
第9章 戦国期から安土桃山期の祭―剣鉾を生んだ御霊祭を中心に
終章 近世から近代、そして現代へ

著者等紹介

本多健一[ホンダケンイチ]
1965年千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、石油会社での勤務を経て、立命館大学大学院文学研究科人文学専攻地理学専修・博士課程後期課程修了。現在、立命館大学・関西学院大学などの非常勤講師および立命館大学客員協力研究員。博士(文学)。専攻、歴史地理学・歴史民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HANA

54
葵、祇園、松尾。京都における祭りの位相や歴史を論じた一冊。重点を置かれているのはやはり祇園祭や葵祭だが、その他の様々な祭りも懇切丁寧に解説されており実に興味深い。面白く感じたのが祭りを地域別だけではなく、平安以前から安土桃山に至るまで通史的に論じた部分。こうすることで祭りの違いや内容の変遷といったものが、一層よく理解できるようになっているように思う。祭りの都市的性格や氏子の線引きの問題、山鉾と剣鉾や内容の伝播等も初めて教えられる部分ばかりで面白い。読みながらあの独特の祇園囃子が脳裏に甦ってきそうだった。2015/12/02

ともとも

31
京都、多くの寺社があって、歴史や文化や伝統もある。 京都で執り行われる祭りにはこんな由来があって、それを人と時間が紡いでいき 後世へと繋いでいく。 いろいろと学ばされること、考えさせられることもありながらも、 またさらに京都という地への愛が深まったかのような感じでもありますし、 こうした祭りは、大切にしていかなければいけないと しみじみ思わされてしまいました。 そして、祭りの時に訪れてみたくもなってしまいました。 2015/12/19

エドワード

24
子供の頃から京都の神社の祭に接していると、氏神様・お旅所などの言葉が日常となり、改めて意味を考えたことが無い。我が家は今宮神社の氏子。なるほど氏子の地域はこの範囲か、祇園祭の出し物はなぜ「山鉾」というのか、蘇民将来子孫也とはどういう意味か、本来の意味や起源を再認識できる良い本だった。地味な神事より派手な出し物に興味が集まるのは平安時代も同じ。現代では祭は地元住民が担っているが、神事として始まった祭が変容していく過程が説得力をもって解明されていく。だけどまだまだわからない不思議な祭祀があるのが京都である。2019/11/18

クラムボン

20
京都の代表的な九つの神社について、昔から在る4社(上鴨・下賀茂・松尾・伏見稲荷)と、平安京後の5社(八坂・北野・上御霊・下御霊・今宮)に分けて説明してくれたお蔭で、神社の性格の違いなどが、歴史の流れの中でスッキリ!わかり易かった。全ての神社が平安京の区域の外側に在ることが肝要。祭りの時には氏子の区域に神輿で迎え入れ、神に芸能を堪能して頂き、神社にお帰り頂く。この様なシステムがどうやら《祭り》らしい。私にとっては、少しディープな京都が垣間見れました。2022/02/03

浅香山三郎

17
観光の目的にもなつてゐる京都の祭りをより深く、基本的な事項から掘り下げる。さうすると、賀茂社の祭礼の古くからの形態や、都市民にとつての祭りの意味など、ふだん見てゐる祭りの背景がよく理解される。中公新書らしい手堅い好著。2019/06/02

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