新潮選書<br> ギャンブル依存とたたかう

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ギャンブル依存とたたかう

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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106035432
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0311

内容説明

パチンコ、麻雀、競馬、競輪…。「庶民の娯楽」という美名の陰で、急速に増えつづける依存者の群れ。「少しだけなら」「自分は大丈夫」と言い訳しながらのめりこみ、深刻に精神が蝕まれていく。ギャンブル依存は意思の弱さとは無関係。家族知人を巻き込み、誰しも陥る危険な「病気」の全貌と立ち直りへの道すじを、作家・精神科医の著者が明らかにする。

目次

プロローグ ある主婦の「転落」
第1章 ギャンブル依存症とは何か
第2章 ギャンブル依存者の身体的変化と遺伝・性格
第3章 ギャンブル依存者はどのくらいいるか
第4章 ギャンブル依存症に合併する病気
第5章 ギャンブル依存者と周囲の人たち
第6章 ギャンブル依存と法的問題
第7章 ギャンブル依存症の治療
第8章 ギャンブルとこれからの社会
エピローグ 「再生」

著者等紹介

帚木蓬生[ハハキギホウセイ]
1947年、福岡県生れ。東京大学文学部、九州大学医学部卒業。九大神経精神医学教室で中尾弘之教授に師事。医学博士。1979年~1980年フランス政府給費留学生としてマルセイユ・聖マルグリット病院神経精神科(Pierre Mouren教授)、1980年~1981年パリ病院外国人レジデントとしてサンタンヌ病院精神科(Pierre Deniker教授)で研修。現在、八幡厚生病院副院長。多くの文学賞に輝く小説家として著名。主な著書に、『国銅』『逃亡』(柴田錬三郎賞受賞)『閉鎖病棟』(山本周五郎賞受賞)『三たびの海峡』(吉川英治文学新人賞受賞)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

臨床心理士 いるかくん

38
ギャンブル依存・病的賭博について精神科医によって書かれている。専門書のような固さはないが、ギャンブル依存の理解と対策の現状を平易な文章でわかりやすく書かれた啓蒙書。初学者や「もしかしてギャンブル依存かも」という人や周りにそういう人がいる人にとっては、新たな知見をもたらす好著である。2014/04/25

kinkin

19
ギャンブル依存とは病気であること。それを治すための主治医は、本人であること。日本には推定2百万人のギャンブル依存者がいること。なにより巨大な産業となったパチンコは、行政的にはギャンブルと定義されずあくまで遊戯という位置づけであることを知り、改めてギャンブル依存の深刻さを知ることができた。2014/02/25

キムチ27

8
依存症の世界は他岸のモノが考える以上に根が深い。帚木先生ファンなので医学的にどうさばくかを知りたく読んだが、サクサク読める。分かり易く、論評が明快。とはいうものの、アル中同様「本人の問題」という回答は確実だ。2011/09/06

Baron

5
この本読んでると、「日本マジでやばいんちゃうか?」と思う。 200万人もいるって…認知症老人の150万人よりも多い数だよ? しかも、完全に野放しどころか、パチンコ業界は拡大・推進されてる一方で、ギャンブル依存症に対しての対策も皆無。 さらに精神医学界もギャンブル依存症に興味がなく、国民のほとんどもこの病気について知らない…。 依存症は普通の病気と違い、周囲が世話を焼けば焼くほど症状が悪化する病気である。その基本的なカラクリも啓蒙せずに、これだけパチンコが蔓延している現状というのは恐ろしいことだと思う。2014/03/25

みなみ

3
2004年の本。現実には、昨年は国会でカジノ法案が安直に決まってしまった。依存症に対しては依然として偏見が強い(ギャンブルに限らず覚せい剤もだ)気の持ちよう、甘え…精神主義を克服することが解決につながっていくのではないだろうか。冒頭に登場するパチンコ依存の主婦のエピソードは戦慄する。こんな地獄への口がそこかしこに開いているとは…最後は治療にかかわってよかった。2017/10/21

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