集英社新書
インフルエンザ危機(クライシス)

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  • サイズ 新書判/ページ数 172p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087203134
  • NDC分類 493.87
  • Cコード C0247

出版社内容情報

21世紀に入っても続くインフルエンザウイルスと人類との戦い。世界的大流行を何度も引き起こし、何千万もの人命を奪ってきたこのウイルスをなぜ撲滅することができないのか……。しかも、鳥インフルエンザに代表される新型ウイルスが人間に感染・流行する危機さえ叫ばれている。世界で初めてインフルエンザウイルスの人工合成に成功した著者がウイルスとは何かを詳細に解説するとともに、人類を脅かす新型ウイルスと研究者たちの熱い戦いを語る。予防・対処法まで含めて、インフルエンザウイルス研究の最前線が今、ここに明かされる!

内容説明

21世紀に入っても続くインフルエンザウイルスと人類との戦い。世界的大流行を何度も行き起こし、何千万もの人命を奪ってきたこのウイルスをなぜ撲滅することができないのか…。しかも、鳥インフルエンザに代表される新型ウイルスが人間に感染・流行する危機さえ叫ばれている。世界で初めてインフルエンザウイルスの人工合成に成功した著者がウイルスとは何かを詳細に解説するとともに、人類を脅かす新型ウイルスと研究者たちの熱い戦いを語る。予防・対処法まで含めて、インフルエンザウイルス研究の最前線が今、ここに明かされる。

目次

第1章 新型インフルエンザの足音(鳥インフルエンザ、七九年ぶりの日本上陸;鳥インフルエンザウイルスはどこから日本へ来たのか ほか)
第2章 さまざまなインフルエンザウイルス(インフルエンザウイルスとの遭遇;野鳥のフンを調査せよ ほか)
第3章 インフルエンザウイルスVS.ウイルス研究者(人類インフルエンザ攻防史;インフルエンザウイルスの個性 ほか)
第4章 インフルエンザウイルス研究最前線(人を襲い始めた鳥インフルエンザウイルス;たった一個のアミノ酸がウイルスの毒性を左右した ほか)
第5章 新型インフルエンザから身を守るには(インフルエンザは世界の人口を左右する;インフルエンザ予報の的中率 ほか)

著者等紹介

河岡義裕[カワオカヨシヒロ]
北海道大学獣医学部卒業。鳥取大学農学部助手、米セント・ジュード・チルドレンズ・リサーチ・ホスピタル教授研究員、米ウイスコンシン大学獣医学部教授を経て、東京大学医科学研究所ウイルス感染分野教授、同感染症国際研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文章で飯を食う

11
ちょっと古めの本で、特に目新しい事はなかった。その後、新型インフルエンザが流行したのに、特に対策に進歩は無いし、BSL4施設は相変わらず稼働していない。日本はあちらこちらがきちんと動かなくなって、二流国になっていくのだろうか。2016/05/01

荒野の狼

5
2005年に出版されたウイルス学の第一人者の河岡義裕教授の著書。私は医学部でウイルス学を担当している教員で、2019年に本書を手に取ったが、インフルエンザウイルスの基本的なところは変わっておらず、医学生や専門家には半日で読了できる分量。著者は日本p139とアメリカの二つの国で現在も教授職を務めており(こうした国をまたいでの兼任は極めてまれ)、両国の研究のシステムの違いを自らの体験をもとに執筆している点は貴重。2019/11/04

空飛び猫

2
研究者にとってのインフルエンザ。 その恐怖と、強さ。2014/01/10

ふじ

2
時節柄読んでみた。筆者の言うとおり、インフルについてというより「ウイルス研究って楽しいよ、みんなも興味もってみて」という趣旨の軽い読み物2009/11/22

はる

1
知らなかったこと。タミフルの普及率は日本がダントツの世界一であること。新型インフルエンザ誕生の危険性が高まっている今、BSL4施設が日本にないこと。インフルエンザについての知識が増えました。2014/01/25

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