集英社新書
古本買い十八番勝負

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087202953
  • NDC分類 024.8
  • Cコード C0295

内容説明

町を歩く醍醐味というのは、古寺巡礼、百名山行、名湯巡りなどとは趣を異にするものです。「出かける!」という気負いもなしに、見なれた町、かつてはよく行った町へ出かけましょう。意外な発見があるのです。そんなアクセントのひとつに、古書店もあります。若い頃に読んだ本との再会、読まずにいた本との出会い。この本は、散歩の達人・嵐山光三郎さんと一緒に歩く「知」の探検遊びであり、なつかしい紙魚の匂いの中に「もうひとつの自分」を嗅ぎとるための大人の武者修行の書です。

目次

一番勝負・銀座
二番勝負・青山
三番勝負・渋谷
四番勝負・西神田
五番勝負・水道橋白山通り沿い
六番勝負・神保町交差点付近
七番勝負・神保町靖国通り沿い
八番勝負・駿河台下
九番勝負・神保町ニューウェーブ古書店
十番勝負・上野、浅草
十一番勝負・高田馬場
十二番勝負・早稲田
十三番勝負・高円寺
十四番勝負・荻窪
十五番勝負・西荻窪
十六番勝負・吉祥寺
十七番勝負・国立
十八番勝負・古書市

著者等紹介

嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年、東京生まれ。国学院大学卒業後、平凡社入社。雑誌「太陽」編集長を経て、作家活動に入る。88年『素人庖丁記』で講談社エッセイ賞、2000年『芭蕉の誘惑』でJTB紀行文学大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

78
嵐山光三郎さんが東京の古本屋を仲間数人でめぐっての、古書掘り出し物を披歴しています。私も結構行ったところがありなつかしい感じがしました。今はインターネット古書店やamazonで探してしまうと終わってしまいますが、渋谷、神田、荻窪、高田馬場、早稲田、本郷などを探し歩いたのを思い出しました。嵐山さんも結構さまざまな分野の本を読んでいるがわかりました。2015/07/19

lonesome

49
ただでさえひとの古本行脚の話は楽しいのに、この本は嵐山さんはじめ坂崎重盛さんやのちの石田千さんことチエちゃんや歴戦の知識人がワイワイとあっちの街の古書店こっちの街の古書店と訪ねては素敵な古本と出会ってああでもないこうでもないと話しているからなお面白い。みなさん出版業界に詳しいから、手に入れた本についてこの作者はどうでこうでとかこの出版社はとかそういう話がすごく楽しくて、こんなふうに御一行様で古本屋に行くのもいいなあと仲間に入れてほしいくらいです。笑それにしても国立の谷川書店に行ってみたい!2015/09/04

だーぼう

35
古書店に行きたくなるどころか。この本を読んでからというもの、古書店に行くのに恐怖すら感じてる…ブログに感想を書きました。2015/07/12

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

25
嵐山光三郎と仲間達による東京の古本屋購入ツアー。私は何故か嵐山さんの書くものが苦手で最初は読み辛かったが次第に慣れて読了。買った本の書名や蘊蓄、値段が書かれているのが楽しい。しかし私の好きなジャンルのものは少なかった。いつもブックオフで100円本ばかり買う私には羨ましい買いっぷりである。最終章に細井和喜蔵『女工哀史』のエロ記述が引用されているのは良かった。女工さんが工場の電動ローラーを…やめとく。2014/03/09

akira

14
図書館本。 古本屋をめぐる散歩をしながら、各人の趣味が全開。古書店とかいうとかたいが、この本は俗っぽくていい。なんだか楽しそう、というのが醍醐味だなと。 「へべれけのときは案外、掘り出し物に出会うものなのだ」2019/07/07

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