集英社新書<br> 知の休日―退屈な時間をどう遊ぶか

集英社新書
知の休日―退屈な時間をどう遊ぶか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200010
  • NDC分類 365.7
  • Cコード C0295

内容説明

本と遊ぶ。アートと遊ぶ。車と遊ぶ。体と遊ぶ…。この本は、ふだん忙しい生活のなかで頭と心がコチコチに固まりきっているのを、どうすればまともな状態にもどすことができるかという遊びの実験である。“知”という字には、ココロとふりがなをふってもいいし、アタマと読んでもいい。著者は、身近な例をあげながら、アタマとココロに心地よい刺戟を与える新しい緊張感のある休日を提案する。好奇心と知的な娯しみに支えられた、本当の意味でリフレッシュされた休日をつくりだすためのマニュアルがここにある。

目次

第1章 本と遊ぶ
第2章 体と遊ぶ
第3章 アートと遊ぶ
第4章 車と遊ぶ
第5章 声と遊ぶ
第6章 靴と遊ぶ
第7章 夢と遊ぶ
第8章 何とでも遊ぶ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

96
五木さんのエッセイは独特の視点とユーモアがあって面白い。休日の過ごし方を主題にしたこの本も楽しんで読めた。一章の「本と遊ぶ」で提案されている究極の三冊を選ぶための蔵書の整理が面白い。ロシアの詩人アフマートワが、軟禁時に三冊しか手元に本を置かなかったことに、ヒントを得たものだ。多くの自分の蔵書の中から三冊を選び出すことは不可能だと思うが、本に対する自分の接し方を見直すきっかけになるかもしれない。私はホイットマンの『草の葉』、『和漢朗詠集』、シェークスピアの『ソネット集』を選びたい。2018/04/04

ユズル

19
うん、退屈…(^^;))) ただ、休日の過ごし方は人それぞれだから、みんなが退屈と思って正解なのかも。私の塗り絵だって、ガチャ集めだって、他人から見たら『つまんねえことしてんな~』と思われているだろうし。本を3冊選ぶのは…2冊は決まっていても、3冊目は? せめて10冊にしてほしい。それでも悩みまくるだろうけど~2018/12/02

nonnomarukari(ノンノ〇(仮))

6
家の中で埋もれていた一冊。車やアートの楽しみ方なんかが乗っていた。五木先生が自分の本棚の中で三冊だけ選んで後は全部捨てるという話があったが、自分は到底そんなことできそうもない。2010/10/22

だいすけ

5
タイトルに惹かれて購入。それにしても、著者の本を読んだのは本当に久しぶり。青春の門が懐かしすぎる。休みだからと言って、いきなり弛緩Max状態に持っていくのはいろいろと不都合が生じる。そういえば自分にも思い当たる節があるようなないような。靴は生死を分かつ道具ですか、これも壮絶な自身の体験から生み出された真理に違いない。同じ靴好きとして興味深く読んだ。それにしても、革靴を履いたままお風呂に入るのはどうかと。高級革は確かに頑丈には違いないけど、いくらなんでも革がかわいそう(笑2016/05/06

ねなにょ

5
『車と遊ぶ』のパートが、一番生き生きしている。本当に車が好きなんだなぁ~、この人。2013/07/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/525085
  • ご注意事項