少年マガジンＫＣ 探偵学園Ｑ 〈２〉

さとうふみや

講談社（2001/10発売）

• サイズ コミック判／ページ数 1冊／高さ 18cm
• 商品コード 9784063130331
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[結葉天樹]

切り裂きジャックによる凄惨な事件。最終試験に残った受験生たちが次々と惨殺されていくがそんな中でキュウたちは探偵として使命感に燃え、事件を解決していく。犯人は意外な人物であることはよくあるがこの時点で一番意外な人物が犯人。そして事件の正体もまた驚くもの。肖像画が手掛かりというのは昔読んだ当時には意味が分からなかったが、なるほど作品の共通点が確かに事件の正体を教えてくれている。初の事件の解決は団先生にとっても最高の後継者たちが見つかったと嬉しいものだっただろう。

2020/12/01

[十六夜（いざよい）]

離れ小島で行われた探偵学園の最終試験。しかしそこで起こったのは生徒の連続殺人だった。途中に出てくる海外小説のミステリーのような”そんなんアリ？”なオチだが、それぞれの特技を活かしたチームプレイは面白かった。トリックも目新しくて納得の出来栄え。

2014/03/17

[かなっち]

謎解きの大どんでん返しが、面白かったです。捻りに捻ったトリックに感心しきりで、それを難なく解いちゃうキュウたちに感動して。いや～、偽装で本当に良かったですよ。あの方が犯人だったらショック過ぎて、もう続きを読めなくなってましたもの。おまけに、最初はバラバラだった生徒たちが協力して、謎を解くのも真新しくてGoodでした。

2021/10/09

[大泉宗一郎]

探偵学園の試験会場である「切り裂きの島」で、受験生たちが次々に人体を切断される連続猟奇殺人事件が─────子どもが読むようなマンガでも首切りや死体切断を見せる容赦のない姿勢（笑）小説一冊分書けるくらい捻りに捻ったトリックも素晴らしい。そのぶっ飛び具合や、マンガや映像などの可視化されたメディアでしか与えられないヒントなどを忍ばせておく点でも、マンガでしかできないミステリと言えるでしょう。

2019/06/15

[ひじり☆]

切り裂きジャックの事件、意外と怖くて真相にも驚いた。

2022/05/24