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内容説明
日本を震撼させたイラク人武装グループによる邦人拘束事件。被害者3人のうち、当時、最年少の18歳だった今井紀明くんが、初めて事件の全容を書き下ろす。武装グループに「ノー コイズミ」と言わされた背景、その武装グループと話し合ったイラク和平実現への道、解放後に日本大使館で受けた警察の取り調べ…。「自分は世界のために何ができるか」を考えてイラクへ向かった今井くんの心境は、拘束事件を経て何が変わり、何が変わらなかったのか―。
目次
第1章 18歳、イラクへ(私がイラクを目指した理由;アンマンまでの遠き道のり ほか)
第2章 拘束事件、発生(イラクへの第一歩;目隠しと、銃剣と、ビデオ撮影と… ほか)
第3章 そして解放へ(約束と裏切りと;ついに返された荷物 ほか)
第4章 「自己責任」の大合唱の中で(帰国、そして帰郷;記者会見に臨むまで ほか)
著者等紹介
今井紀明[イマイノリアキ]
1985年、北海道札幌市生まれ。立命館慶祥高校在学中からライター活動を始め、雑誌などに寄稿していた。’03年12月、米軍がイラク戦争に使用した劣化ウラン弾の危険性を訴えるため、市民団体「NO!!小型核兵器(DU)サッポロ・プロジェクト」を立ち上げる。劣化ウラン弾の被害を自分の目で確かめようと’04年4月にイラクの首都・バグダッドに向かったが、道中で武装グループに拘束され、9日目に解放された
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