この地球を受け継ぐ者へ―人力地球縦断プロジェクト「P2P」の全記録

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  • サイズ B6判/ページ数 458p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062107433
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0095

内容説明

これから綴られる日記は、テントのなか、雨上がりの草原、揺れる海の上、太陽が照りつける砂漠、氷点下の極地など、さまざまな場所で旅の合間を縫ってパソコンやぼろぼろのノートに書きつけ、綱渡り状態になりながらも日本に送りつづけたものである。文化の違う同世代七人の仲間と地球を半周しながら直面した喜び、ぶつかりあい、成長、違和感などさまざまな内面の変化がそこにある。本書は著者と七人の仲間の心と身体に起こったことを記した十ヵ月間の記録である。

目次

1 北極圏
2 カナダ‐アメリカ
3 中米
4 南米
5 南極点へ

著者等紹介

石川直樹[イシカワナオキ]
高校2年時のインド・ネパール放浪にはじまり、23歳の現在まで、ユーコン川900km単独漕破、マッキンリー山、アコンカグア山登頂など華々しい冒険の歴史をもつ。また、ミクロネシアで航海師に弟子入りし、海図もコンパスも使わずに海を渡る伝統航海術を実践・研究するなど、活動のフィールドは地球サイズ。旅の記録をリアルタイムでウェブサイト等に発表しつづけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

24
 若者たちの北極からアメリカ大陸を縦断して南極へたどり着くまでの手記。余計な飾りのない抑制が効いた文章のなかに忍ばせられた「この思いは届くのだろうか。」が鮮烈に印象に残る。今年のベスト級。最後はナチュラルボーンなキッズリターンで終わるから、すごいな。2018/07/30

あび

7
P2Pとは、世界各国から集まった若者が北極から南極までをスキーや自転車など人力の移動手段により旅をするプロジェクトのこと。この本は、参加した日本代表の石川直樹が書いた旅の記録である。 約11カ月に及ぶ旅の全てが記されている。22歳という若さで、この様な誰もが経験出来ないような壮大な計画に参加出来たことは、後の人生に多大な影響を与えたことだろう。2017/07/06

はるな

1
北極点から南極点までを人力で移動するPole to Pole 2000、通称P2P。そのプロジェクトに参加した石川直樹さんの旅の記録。 読み終えるのに1ヶ月ちょっとかかりました(^^; 二段組、400ページ超。約9ヶ月もの旅だからそりゃこの長さになるよ。チーム内での不和や行く先々での天候の変動等々うまくいくことばかりではないなか、それでも目標としていた「元日を南極点で迎える」を達成したP2Pチーム。ゴールした瞬間の感動はひとしおだったろうな。世界各地の文化についても知れてわたしも旅した気持ちになれました。2024/02/11

ケーシー

1
当時j-waveの番組で石川さんの冒険を中継していた。 毎週中継を聴くのが楽しみだった。 彼のチャレンジに溢れている人生に憧れます。2014/07/04

tomato

1
日記的な部分も多いが、景色描写の文章力に驚いた。小説のようであり、リアルに風景のイメージが頭のなかに膨らんでいくよう。特に北極や南極は行ったこともないのに、イメージできてしまう。彼が影響を受けたという植村さんの「青春を山にかけて」も読みたくなった2009/01/02

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