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内容説明
ザナックスは地球型惑星をのっとり数億倍に増えていく恐るべき異種生命体。しかも人類の武力は通用しない。その猛攻をしばし食い止めるため、アウトニア最後の王子チャマーが立ち上がる。それは数十個の星を住民ごと破壊するという悪魔の作戦だった!一方、その争乱の中マイドはザナックスの勢力圏に忍び入り、弱点を探りだそうとあがいていたが…人類そのものの存亡をかけた戦いの行方は!?壮大なスケールで贈るでたまか第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
6
あまりに一気に読んだので感想は最終巻に(え2014/01/13
Humbaba
5
個の概念を持たない相手に対しては,自分も個の概念を捨て去る.そのようなこと到底出来るわけがないが,もしもやらなければ人間という種がこの世からいなくなってしまうかもしれない.それは正義なのかもしれないが,余りにも正しすぎる存在は,必ずしも受け入れられるわけではない.2012/01/04
浮草
3
多くを守るために何を選ぶか。私心をすて、身を捨て、未来につながる子供、情報を守る。菌的な生物兵器が活路をひらくか?2018/06/17
Humbaba
3
大切なものを護るために、大切なものの一部を切除する。その必要性は認識できたとしても、それが大切であればあるほど、一部とはいえ失う痛みに耐えられない。もしも全く失わずになんとかなる道があると言われれば、半信半疑出会ったとしてもその可能性に掛けたくなると言うのは自然な気持ちではある。2015/09/18
呉藍
3
なんてったって漆黒無明。明るさなんて一つもないその黒は、宇宙の雄大さでははなく隙間なく蠢くザナックスたち。うひゃ~、きもい! 自分を殺したチャマーの前に立ちはだかるのはまさかのアリクレストです。あの一瞬で終わる感じ、なるほど彼はまさに前人類を代表する姿なんだな。ちょいちょい片隅に出ては、家族や国を愛する素晴らしさを示してきたカタークさん……嘘、行ってしまうんですか。アウトニア艦隊の面々がいい人たち過ぎる……。2012/11/13