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内容説明
「私、泣かない。アウトニアが復活する日まで、あなたが帰ってくる日まで。だって私は王女だから―」あの男が消えてから2年、メイはずっと信じていた。彼が帰ってくることを。そして、世界もまた彼を信じていた。とうとうはじまった帝国と神聖ローデス連合の全面戦争。無謀な作戦で無為にいのちが「消費」されていくなか、すべての兵士が彼を呼んだ。「あいつは…無敵艦隊提督はどこなんだ!?」今こそ英雄は現れる…のか!?話題騒然の痛快ポップビートスペースオペラ、全速前進。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
6
あまりに一気に読んだので感想は最終巻に(え2014/01/13
呉藍
4
アウトニアと彼が消えてから約二年−−それでも人々の記憶には、今もはっきりと残っているのですね! 印象深いのは、アウトニアでのワインの商標売却を巡る集会と、ローデス艦隊に追い込まれた帝国の様子。立場も場所も違うのに、彼は凄く信じられているんだなあ…… 健気に帰還を待つメイ王女のためにも早いとこ再会してほしい!2012/02/26
杜
3
メイさん、その説得は言葉が足りませぬ……。こりゃダメかもと思ってましたが、成長しようと学んでいることが分かったので良かったかな。 キエノ教官たちの覚悟が熱かったですね。引き続き帝国の腐り具合が酷くてもやもやするところもありましたが、そこに放った終盤の一手がとても良かったです。2018/08/13
浮草
3
雌伏し、相手のイヤーなところを突く。無能な皇帝の姿で有能な闘いを見せるとは!色々罠を仕掛けてあるようなので、今後どう発動するか楽しみ。2018/05/26
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3
立ち位置の違うそれぞれの情景。散っていく爺さんたち。逃げ出していく権力者たち。ようやく現れた彼と、かつての彼等達。第二部一章に違わぬ面白さでした。きっと皆アリクレスト側なんかに立ちたくないって思うはずなのに、そうなってしまうことが多いんだろう。2011/08/13