出版社内容情報
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内容説明
「打ち上げ花火は横から見たら丸いのか、平べったいのか?」夏の花火大会の日、港町で暮らす典道は幼なじみと灯台に登って花火を横から見る約束をする。その日の夕方、密かに想いを寄せる同級生のなずなから突然「かけおち」に誘われる。なずなが母親に連れ戻されて「かけおち」は失敗し、二人は離れ離れに。彼女を取り戻すため、典道はもう一度同じ日をやり直すことを願うが―。繰り返す1日の果てに起こる、恋の奇跡の物語。
著者等紹介
岩井俊二[イワイシュンジ]
映像作家。1963年1月24日仙台市生まれ。横浜国立大学卒業
大根仁[オオネヒトシ]
1968年東京都生まれ。深夜ドラマの演出でその手腕を発揮し、話題作を次々と送り出している。2011年に劇場版『モテキ』で映画監督デビューし、第35回日本アカデミー賞話題賞・作品部門を受賞。15年公開の『バクマン。』で第39回日本アカデミー賞優秀監督賞、第25回日本映画批評家大賞監督賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
187
2018年250冊め。実写もアニメ映画も観ていない。中学生の恋愛もので、「もしもあの時違う行動をとっていたら」という後悔によるタイムループものである。設定はいいが、文章力が低く描写を楽しめるような作品ではなかった。2018/07/02
ぷう蔵
173
原作岩井俊二の文字を見てこりゃ買わなければと購入したが、隣に並んだこのストーリーの原作本「少年たちは花火を横から見たかった」も同時購入。どちらから読むか悩んだ末、原作本を先に読んでからの本作読了。アニメ映えする形にストーリーが厚くなり、主人公たちの設定も小学生から中学生に変わっていた。それだけでその行動、感情の揺れ動きなど、その意図しているものも大きく変わった気もする。これはこれで面白いと思うが、元々岩井氏の描きたかった少年少女の心模様ってどうなんだろう。小学生の時、中学生とかすごく大人に見えたよなぁ。2017/06/23
雪風のねこ@(=´ω`=)
160
青春ストーリーですなぁ。近年ありがちなスマホや携帯が出てこないのは良いと思うが、そもそも原作の年度からしたら無くて当然か。手を加えられたとはいえ、古さというよりは対象年齢が低すぎる気もする。男子は特に感情を吐き出しているだけに見えるけど、好きなコの前では下手に誤魔化してしまうのは分かり易すぎて良い。また単純に、情景として見える花火が実際どんな形をしているのか?と問うのは面白いと言える(平面=2次元、立体=3次元、時間軸=4次元)(続く)2017/12/17
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
134
映画の補完。文章だと理解しやすかったかな..と。予想以上にあっさり読めたので良かった。誰もが一度は考えるもしも、の世界。少年たちは幸せに過ごしているのかな。2021/06/02
ピロ麻呂
123
もしもあの時、違った選択をしていたら違った人生を歩んでいたかも…そう思わせる作品☆映画のシナリオ?サクッと読めました(^o^)2017/06/18