岩波現代文庫
井上清史論集〈3〉日本の軍国主義

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  • サイズ 文庫判/ページ数 419p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006001131
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0121

出版社内容情報

アジアで唯一の帝国主義国日本は,ひたすら軍国主義化と侵略を推し進めた.著者は,戦後の再軍備反対闘争に呼応しつつ,明治以来の軍隊と軍国主義の本質を明らかにする研究を次々に発表する.主要な論考を集成.

内容説明

自由民権運動を圧殺し、極東の列強間の対立を利用して、アジアで唯一の独立国となった日本は、日清・日露戦争から敗戦に至るまで、軍国主義化と侵略を推し進めた。著者は戦後の再軍備反対運動などの平和運動に呼応して、明治以来の軍隊と軍国主義の本質を明らかにする研究を次々に発表する。主要な論考を集成。

目次

現代史概説(一九六三)
日本の朝鮮侵略と帝国主義(一九六八)
日本帝国主義とアジア(一九五三)
日露戦争について(一九五八)―下村・藤村氏にたいする反批判
「満州」侵略(一九七六)
近代日本史における日中戦争(一九八八)
法の論理と歴史の論理(一九四八)―極東裁判と天皇の戦争責任
槇村浩と高知県の反帝・革命運動(一九八四)

著者等紹介

井上清[イノウエキヨシ]
1913‐2001年。歴史学者。高知県生まれ。東大国史学科卒業。卒論は「近代兵制改革史」。1954年京大人文研助教授、61年から77年まで教授をつとめる
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