出版社内容情報
発達障害や学習障害などが原因で、「変わった奴」だと学校から疎外され、学ぶ機会を失ってきた子どもたちは多い。東京大学先端科学技術研究所の中邑賢龍氏が立ち上げた「異才発掘プロジェクト」は、教育現場の枠を飛び出した彼らの学びを応援してきた。彼らへの取材で浮き彫りになる、本当の教育とは――。
内容説明
先生の指示通りにできない、空気が読めない―公教育の枠組からはみ出した「異才」たちの学びを立ち上げる、異才発掘プロジェクト。横一線に並ばされる旧来の学習体験から脱却し、異質なものを歓迎する教育の理念と実践について描写する。“変わった子ども”を受け入れる社会のあり方を問う。
目次
第1章 枠をはみ出す子ども(リビング・ライブラリー;ちょっと変わった子を育てる親として;学校の枠からはみ出して、自分らしく生きる)
第2章 特化した才能をつぶさない教育(異才発掘プロジェクトとは;新たなる挑戦の始まり;ROCKETにないもの)
第3章 特化した才能を伸ばすプログラム(ROCKETのプログラム;プロジェクトを通して物事の進め方を学ぶ;国内外への研修旅行;トップランナー講義)
第4章 「人とは違う」を恐れない社会へ(日本の教育について―子どもたちの議論;みんなと一緒じゃなくてもだいじょうぶ)
著者等紹介
伊藤史織[イトウシオリ]
広告制作会社、出版社を経てフリーランス。ベネッセ、小学館、講談社、リクルートなどの業務委託を受け、出版に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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