内容説明
洋風旅館で住み込み仲居をする私・夏子は、恋に疎く処女をこじらせ中。ある日、長期宿泊客の骨董鑑定士・津田さまが持ち込んだアンティークを壊してしまい、代償として「おまえの目利きをさせろ」と迫られる。謎めいた四十路の彼から幾夜も施される“目利き”と称したエロティックな愛撫に、心もカラダも蕩かされていき――。でも最後までは奪わず、骨董のように愛で触れるだけなのは、なぜ……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たま
10
骨董を通して感性で惹かれ合う二人。でもなんだかなぁ、お仕事中の人にあんな事、こんな事してはいけません。夏子さんあんなにされても解らないなんて、鈍感過ぎ。まあそれは良しとしよう、天然鈍感は主人公に有りがちだから。でも津田様にはグダグダしないでハッキリせい!とか叫びたくなる。2015/04/05
なゆ
10
《借》途中まで、ちょっと昔の設定だと思ってたら、現代だった(笑)現代だってわかってからでも違和感があったのはふたりともきちんとした話し方だったからかな。やや古風な?骨董なんで仕方ないのかな…おじさま数寄ではないのですが、色気がありますね(笑)そうか、40か。成長ものと作者さんも仰っていますが、そっちも楽しめました。直接的でない言い回しは、表情とともに推し量ることができるのだと思うのだけど、文章で津田さまの表現を汲み取るのが難しかったな。夏子ばりに鈍感なまま読了です(笑)2014/11/28
さぁちぃ(積読本消化中…)
9
好きな作家さんだから購入したけど、文章と絵が一致してる。しっとり落ち着いた大人の恋愛。ちょっとじれったかったけど、そこが良かったかも。作品の雰囲気や言葉が綺麗だし満足です。2014/02/10
りう@ハンドメイド製作中♪
8
電子書籍にてジャケ買い。悪くはないんだけどなんかモタモタして一気に読めなかった。2014/01/12
蒼
6
★★★★☆2014/04/14