内容説明
革新的な映像、ストーリーテリング、キャラクター―世界の映画のトレンドを築き、あらゆる国でのヒットを期待されてきた“ハリウッド映画”。しかし、2000年代に入り、映画製作&興行へのデジタル化の波、観客の好む映画のトレンドの変化、そしてリーマンショックによる金融業界の崩壊による製作費の逼迫などなど、様々な流れのなか“ハリウッド・ビジネス”にも変革の波が押し寄せている。本書は、現地ロサンゼルスでその“ハリウッドの変革”を間近に見てきた著者による、10年間の変遷を追ったものである。
目次
第1章 ハリウッド・ビジネスの10年(公開されなければ“資産”、コケれば“損失”―ハリウッド流お蔵入り映画の運命とは;リスクの高いものには“他人の金”を使う―人々を惑わすハリウッド・ドリーム ほか)
検証 “夢”を見た男たち―ドリームワークスの10年
第2章 ハリウッド流映画術の秘密に迫る(長いエンドタイトルが生み出した、プロデューサーと呼ばれる人々のお仕事とは?;足りない資金は複数のクレジットカードで―甘い幻想に取り憑かれた“ドリーマー” ほか)
検証 ディズニー帝国興亡史―アニメの没落からPIXAR買収、そして『スター・ウォーズ』へ
第3章 ハイテクに脅かされるハリウッド(映画製作者たちは電子配信の夢を見るか?;デジタル時代の到来は、フィルムの持つ神秘性を損なうのか!? ほか)
著者等紹介
片田暁[カタダサトシ]
1995年にUSCフィルムスクール入学以来、米国ロサンゼルス在住歴は15年以上。その間、照明スタッフ、撮影助手、劇場映画並びにドキュメンタリーのコンサルタント、字幕・吹き替えビジネスまで携わる。自ら脚本を書きコンテスト入賞までは果たすが、買い手を見つけるまでには至らず(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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