竹書房新書
ハリウッド・ビジネス10年の変遷―デジタル化とグローバル化に翻弄されるハリウッド

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784812499863
  • NDC分類 778.09
  • Cコード C0276

内容説明

革新的な映像、ストーリーテリング、キャラクター―世界の映画のトレンドを築き、あらゆる国でのヒットを期待されてきた“ハリウッド映画”。しかし、2000年代に入り、映画製作&興行へのデジタル化の波、観客の好む映画のトレンドの変化、そしてリーマンショックによる金融業界の崩壊による製作費の逼迫などなど、様々な流れのなか“ハリウッド・ビジネス”にも変革の波が押し寄せている。本書は、現地ロサンゼルスでその“ハリウッドの変革”を間近に見てきた著者による、10年間の変遷を追ったものである。

目次

第1章 ハリウッド・ビジネスの10年(公開されなければ“資産”、コケれば“損失”―ハリウッド流お蔵入り映画の運命とは;リスクの高いものには“他人の金”を使う―人々を惑わすハリウッド・ドリーム ほか)
検証 “夢”を見た男たち―ドリームワークスの10年
第2章 ハリウッド流映画術の秘密に迫る(長いエンドタイトルが生み出した、プロデューサーと呼ばれる人々のお仕事とは?;足りない資金は複数のクレジットカードで―甘い幻想に取り憑かれた“ドリーマー” ほか)
検証 ディズニー帝国興亡史―アニメの没落からPIXAR買収、そして『スター・ウォーズ』へ
第3章 ハイテクに脅かされるハリウッド(映画製作者たちは電子配信の夢を見るか?;デジタル時代の到来は、フィルムの持つ神秘性を損なうのか!? ほか)

著者等紹介

片田暁[カタダサトシ]
1995年にUSCフィルムスクール入学以来、米国ロサンゼルス在住歴は15年以上。その間、照明スタッフ、撮影助手、劇場映画並びにドキュメンタリーのコンサルタント、字幕・吹き替えビジネスまで携わる。自ら脚本を書きコンテスト入賞までは果たすが、買い手を見つけるまでには至らず(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nizimasu

4
雑誌の連載のようですが、その時々のハリウッドのトレンドや話題を抑えつつ、その潮流であるグローバル化とデジタル化について書いていて、これはエンターティメント業界においてはどの分野もそうなのだろうと思わせられる内容が多い。より労働集約化がススムのと定番が受ける状況、宣伝費の高騰など、これからの日本でも起こりそうで実にリスキーかつ、様々なノウハウが組織ではなく個で発揮できるのが面白いのかな。折々にロードオブザリングの話が出てきて、そんなにハリウッドではエポックな作品なのかと驚くばかり2014/05/26

讃壽鐵朗

2
何だか映画を見るのが虚しく感ずる2018/03/04

numainu

1
評価C2017/11/27

ポチ

0
2000年代前半から現在までのさまざまなレビューを織り交ぜて、当時から今のハリウッド事情を伝えた力作。ハリウッド映画のプロデューサーのクレジットは何故増えたのか、1本の映画に携わる脚本家が数十人に及ぶワケ、世界を対象にハリウッド映画が製作されるようになった背景、映画賞にまつわる各社の駆け引き、CM戦略など読み応えがいっぱい。これはね、映画好きにはたまらん裏話が満載です。めちゃくちゃおすすめ。2014/08/01

Asaya

0
華やかなりしハリウッドの裏側。非常に興味深かった。特に、ドリームワークスの10年やディズニー興亡史は面白い。2014/06/01

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