竹書房文庫
萬屋探偵・鬼薙―道楽お嬢と貧乏学者の怪奇事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812498859
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

維浪稜久、26歳無職。研究に没頭するあまり、非常勤講師を務めていた大学をクビになった維浪は、安アパートで本に埋もれて爪に火を灯すような日々を送っていた。―そこに突然、高校のクラスメイト森山から恩師の訃報がもたらされる。葬儀の参列を促しながら“鬼薙玲のお守りをしろ”と維浪に頼み込む森山。日本屈指の大企業「鬼薙グループ」の令嬢、高校時代の維浪の無二の友人、そして森山の手には負えない変わり者…鬼薙玲。とはいえ維浪も上京以来地元には帰っておらず、鬼薙とも音信不通。なぜ自分がと疑問を感じながらも地元へ戻った維浪を、玲は高校時代と変わらぬ強引さで振り回す。恩師の家にてなんとか焼香を済ませ辞そうとしたそのとき、遺体が棺から忽然と消えてしまう。家族が騒然とする中、好奇心を隠さない玲は「萬屋」の名刺を取り出し探偵めいたことを始めるのだった。当然のように維浪を助手代わりにして。

著者等紹介

麻日珱[アサヒヨウ]
1987年4月29日神奈川県出身。大学卒業後、アミューズメントメディア総合学院に入学。在学時、ドラマ『マメシバ一郎 フーテンの芝二郎』の小説版にてデビュー。現在、小説家・シナリオライターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ううち

15
表紙と帯の黒猫ちゃんに惹かれて購入。ホラー&ミステリーとのこと。玲さんと稜久さんのテンポの良い掛け合いが楽しい。2人の関係もなかなか面白い設定です。稜久さんは天然たらし…?2015/09/02

にゃんまげこ

11
麻日さん初読み。テンポよくサクサク読めました。完璧な表紙買いでしたが、二人の掛け合いも可愛らしくて良かったです。それにしても、天然な人の言動ってある意味無敵ですね♪二人のその後も気になるので、続編が出ることを期待してます。2015/06/03

10
タイトルと表紙に惹かれて。ミステリーやホラー部分はさておき、この二人の関係がとてもツボ。一見、稜久が玲に振り回されているように見えて、実は逆なんじゃ…?と思ってしまうところもちらほら。天然で無自覚な分、きっと稜久の方が性質が悪い。頑張れ、玲!と思わず応援したくなってしまった。もしも続きが出るのなら、二人の高校時代の話も気になるので読んでみたい。2015/02/02

紅羽

10
想像以上に面白かったです。稜久と玲の微妙な関係や、通夜の中、消えた遺体の謎など続きが気になって、あっという間に読了しました。二人の高校生時代が気になります。2014/06/13

くろねこ

9
ずっと気になってたことは最後にわかったけど、最初からなんでこの人…って違和感たっぷりだったな(¯•ω•¯) しかも一介の教師の家になぜお手伝いさんが、、。 主役2人の掛け合いは読みやすかった♬ 《積読⑤》2016/10/28

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