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内容説明
本書は、ひょんなことから『ジャンプ』の名づけ親となった男の『編集バカ一代記』である―。
目次
プロローグ 「少年ジャンプ」と名づけた日
第１章 集英社は大きかった！
第２章 「少年ブック」休刊と「ジョーカー」創刊
第３章 トイレット博士狂騒曲
第４章 「ヤングジャンプ」創刊！
第５章 「ビジネスジャンプ」創刊、そして白泉社へ
エピローグ 人生は編集だ！
著者等紹介
角南攻［スナミオサム］
作家・編集プロデューサー。１９６８年「少年ジャンプ」創刊時に集英社入社。『ハレンチ学園』『トイレット博士』『侍ジャイアンツ』『リングにかけろ』などを担当。７９年に「週刊ヤングジャンプ」創刊。その後１０年間、編集長として青年誌最大発行部数２５６万部を樹立。『みんなあげちゃう』『少年アシベ』ほか、日本・香港合作による『孔雀王』などアニメ・映像化を推進。９３年メディアミックス部を創設し、アニメ『ドラゴンボールＺ』『ジョジョの奇妙な冒険』等を制作（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ninni
3
「少年ブック」にあった「努力・友情・勝利」というインタビューコーナーが「少年ジャンプ」の「友情・努力・勝利」というテーマにつながった。少年ジャンプ創刊時は小学館と揉めた。ヤングジャンプではセックス描写を逮捕されずに描くために、逮捕者たちを集めてどういう描写なら捕まらないか聞いた。ヤングジャンプではセックス描写を逮捕されずに描くために、逮捕者たちを集めてどういう描写なら捕まらないか聞いた。2021/02/21
zurao
2
名物編集者、語り下ろしモノ。映画「バクマン」を見る前に読んでみた。やはりこの時代に編集やってた方はメタクソw 大学時代、赤塚不二夫にハイニッカ2本でイラスト発注。その絵を配したエプロン他で運営した喫茶店は学祭5日で売り上げ百数十万。その金で相模大野に土地購入。だけどブローカーに騙されたw とか本当にパワフル。YJ創刊～編集長時代の熱気も凄い。後年、白泉社でアニマルをブレイクさせたりもしたのだなぁ。いや面白かった。角南氏がジャンプ時代の編集長の金言「少年ジャンプこそが社会への窓口と思って編集してくれ！」2015/10/05
コリエル
2
少年ジャンプの創刊時メンバーで、ヤンジャン立ち上げにも参加した名物編集者の自伝本。バブルだなって感じのエピソードがいっぱい。今の編集者にこういう元気な人いないだろうし、いることを許されないだろうな。著者が担当した作品たちのエピソードやコメントが興味深い。2014/06/13
まんまるまる亭
1
娯楽作品の編集は、実際に、どうやっているのかを知りたくて、読んだ。「マクドナルドやディズニーなど、接客マニュアルがあるところは必ず滅びる。娯楽にマニュアルなどないのだ」という言葉が印象に残った。編集マニュアルみたいなことは書いていないのだけど、娯楽作品を編集するときのノリとかポイントとかは、ちょこちょこ語っていて、「本当に、まるで、お祭りみたいだな」と思った。2015/09/03
フロム
1
所謂、神話の時代の編集者譚。著者は週間少年ジャンプ創刊に携わり、ヤングジャンプ創刊に携わると稀有な人。ヤンマガ、ヤンジャン、スピリッツなんでもいいのだがこの時代の人は灰汁が強くて本当に面白い。編集長職に携わった人には珍しく。 「超」が付くほど俺がぁ～、俺がぁ～の人。ウザイ位熱い。部下も上司も人事も相当やりずらかったんじゃなかろうか？「担当の夜」の関氏と比べると時代感というかジェネレーションの違いを感じて本当に面白い。本当時代ですよ。2014/05/17
