内容説明
キーメラと呼ばれる宇宙空間と地球を結ぶ炎の星が地球に接近するなか、ガウェインを蘇らせようと企むグウィラナは、ルーシーを拉致して北極に向かう。それを阻み、龍と氷のクマを抹殺しようと突如やってきた謎の地球外生命体“フェイン”。それぞれの人物たちが運命の岐路に立たされるなか、龍が現代に蘇っても混乱を招くだけだと思いつつも、デービットは氷のクマと龍の炎の涙を守るべく、戦いをいどむこととなる。それは、太古の地球、宇宙、そして現代の地球の人間と龍に関わる壮大な物語の始まりにすぎなかった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そばかす♪
23
外国もの慣れているのに、こんなに名前を覚えられない物語も珍しい。グウィラナ、グウィネヴィア、グウェンドレン、グウィラン、グラッフェン、グロックル、グロイン、グレーテル...他多数;頭文字Gの罠(涙)人物や龍の説明ページを行きつ戻りつしながらようやく読めた。ストーリーは第2章から北極へ、またイギリスへ戻り、また北へと下巻に入って忙しなく移動します。その度にどんどん速度を増して伝説や宇宙創成の秘密まで展開。そして最後はなんと!え〜〜〜〜っな終わり方。名前が覚えられないのが辛いけど続きを読まなきゃ(笑)2014/02/26
湖都
12
物語がだんだんとエイリアン映画のようになっていく…。流血沙汰もあり、最初のほのぼのファンタジー感はどこへやら…。陶器の龍たちもあまり活躍せず、ペニーケトル家、ちょっと置いていかれてるような感じもする。これ、シリーズで読まないと、単作ではまったくわからない本ですね。2018/08/06
tario
11
はっちゃかめっちゃかで混乱するけど面白い。数名がいきなり覚醒するのでついていけなくなることもしばしば。置いてけぼり食らうのでメモ取って読んでる。龍とシロクマと地球外生命体?の三つ巴。2014/08/15
白城
6
上巻に比べると、終着点へ引っ張られ、理屈は置いておいて楽しく読むことはできた。児童書のような優しい世界観はなくなって、一部スプラッターな場面も登場し、このままハリー・ポッターのように暗い物語になっていくのでしょうか?2015/06/28
いちみ
5
★★★★☆ どんどん拡がる世界観に、ワクワクしながら読了。ヘタレ…というよりは若干事なかれ主義的な主人公も否応なしに活躍。第2巻以降はつまらないって噂は何だったんだって感じ!(笑) スリリングな展開に深まる謎はもちろんこの巻では決着しないのだけれども、次巻以降がますます楽しみになってます。2014/01/08