竹書房文庫
怪談実話 FKB(不思議で怖くて不気味な話)饗宴〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812496183
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

大人気シリーズ「饗宴」第5弾!新規参加は、『「超」怖い話』TVシリーズや『私の奴隷になりなさい』の映画監督、亀井亨、『新耳袋殴り込み』シリーズのギンティ小林、「このミス大賞」受賞作家、柳原慧、漫画家の清野とおる、元新宿ゴールデン街ママで「恐怖女子会不詳の水」に参加した明神ちさと、ホラーから時代小説まで幅広く活躍する作家、倉阪鬼一郎、新人として今作がデビューとなる小田イ輔。前作に続く登板、東良美季、FKB不動のレギュラー、黒木あるじ、松村進吉、黒史郎、そしてホストの平山夢明が書き下ろしで絶対零度の恐怖に挑む!

著者等紹介

平山夢明[ヒラヤマユメアキ]
神奈川県生まれ。『独白するユニバーサル横メルカトル』で第59回日本推理作家協会賞短編部門を受賞、同タイトルの短編小説集(光文社)が2007年度「このミステリーがすごい!」一位。また「DINER(ダイナー)」(ポプラ社)が第28回冒険小説大賞&第13回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

142
怪談実話「不思議で怖くて不気味な話」を略したFKBアンソロジーの5冊目は豪華13人のラインナップでプロの方々の様々な作風が楽しめて嬉しかったですね。今回は初読み作家の倉坂鬼一郎さんの不気味な一編を紹介しますね。『腐』洒落ではないが村男のシンジが死んじまったらしい。彼は汽車の窓から見える鳥居が笑っていると奇妙な事を言い続け、警報機の鳴る踏切に笑いながら飛び込み列車に跳ねられ即死する。著者が鳥居の場所を突き止めると奥には嘗ての豆腐工場があり看板の「腐」の文字が笑っている様に見えて不気味な気配に一目散に逃げた。2020/08/09

HANA

50
実話怪談集。このシリーズの一番面白いところは実話怪談畑の人と、それとは縁もゆかりも無い人が同じ一冊に集まっているところ。今巻ではまさかの倉阪鬼一郎とギンティ小林が参戦で大いに期待して読む。前者は相変わらずの文字に淫したような作風が実話怪談という形式でもしっかりと出ている。後者では実話怪談で散々笑わされるとは思わなかった。題名からしてとんでもないし、登場人物と文体が一々ツボにハマる。傑作だった。実話怪談畑の方は誰も彼も安心して読める出来だし、両者が渾然一体となった様はまさに饗宴の名に恥じぬ一冊でありました。2013/09/01

らむり

24
この手のホラーはいくつか読んだけれども、やっぱりあんまり面白くないなぁ。しいて言えば、黒史郎さんが良かったかな。2013/09/25

Hugo Grove

11
はっきり言って、ネット上の洒落怖の話たちの方が怖い。これらを書いたのプロ?って言いたい。2015/04/26

パブロ

11
FKBの『饗宴』シリーズに外れなしッスね〜。まずは平山御大が自ら引き抜いてきた人たちの節操のなさっぷり。いつもはAV女優とかAV監督、グラビアアイドルなんていたけれど、今回は平山チルドレンに寄り過ぎでちょっと地味かな〜なんて思ったら、とんでもない! ギンティ小林『1989年、セックス』ってタイトルは反則だよ〜。実話怪談でこのタイトルは、読みたくならないわけがない。さらに、黒木あるじの友人、本邦初公開の小田イ輔も新人にあるまじき堂の入っぷりに、これからの期待大。いろいろつまってお得でっせ!2013/09/10

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