内容説明
１７歳の花嫁クレアは、結婚式の夜、夫であるウエストクリフ伯爵を恐れるあまり、あるあやまちをおかしてしまう。ほんの数日、心の準備が整うまで初夜を迎えるのを延ばしたいという無邪気な計画だったが、ウエストクリフは激怒し、夫妻はそのままロンドンと田舎の屋敷に別れて暮らすこととなった。ウエストクリフは結婚に関心がないように振舞っていたが、本当は温かな家庭を築くことを夢みていたのだ。後悔にさいなまれながら、クレアはそれから領地の管理だけを生きがいに暮らした。―３年後、クレアはロンドンへと向かった。下劣な男と結婚させられそうになった妹のベスを守るため、社交界デビューさせ、１シーズン以内に良い夫を見つけてあげなくてはならない。そのためにはクレア自身もロンドンにとどまり、妹に付き添う必要があった。さらに彼女にはもうひとつ、目的があった。それは失ってしまった夫の心を取り戻すこと。与えられた期限はわずか数カ月。はたしてふたりが本当の夫婦になれる日はくるのか。
著者等紹介
ヒース，ロレイン［ヒース，ロレイン］［Ｈｅａｔｈ，Ｌｏｒｒａｉｎｅ］
ニューヨークタイムズのベストセラーリストの常連で、ＲＩＴＡ賞受賞の人気ロマンス作家
旦紀子［ダンノリコ］
東京生まれ。成城大学文芸学部英文学科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ち～
28
結婚式の日、妻クレアが自分の弟とベッドにいる衝撃の場面を目撃したウエストクリフは、妻を田舎の屋敷に追いやる。会うことなく３年が過ぎ、突然クレアが現れる。妹の社交界デビューを手伝って欲しいと頼まれ、早く追い返そうと渋々引き受けるが…ウエストクリフの背負ってきたものや夢を考えるとクレアの過ちは許されるものではないけれど、それに報いる頑張りが素晴らしく、途中からめちゃくちゃ応援しちゃった。最後の2度目の選択ミスも分からなくもないけど、アンはないっしょ〜！悲しい事もあったけど、エピローグの幸せな姿が最高でした！2017/10/09
Miyuki_fsog
22
再再読📖 また 読んでしまった‼️ そして…何度読んでも面白い(o^-')b ! ヒロイン･クレアの気持ちに寄り添い、共に喜び 共に泣き 共に怒り💢 ストーリーを知っているのに、イチイチ反応してる自分が可笑しくも 幸せな時間でした💞2020/01/20
たまきら
22
生前からの婚約者が、生真面目で無口な８歳上の友人の兄な女子。１７歳で結婚させられ…友人に不安を相談したらバカな真似をさせられ…。かたや母には疎まれ（と信じてる）、彼女の再婚先で生まれた裕福な弟公爵の資金にすがってなんとかやりくりし、可愛いと思っていたとはいえ持参金第一優先で婚約者と結婚しなければならなかったコンプレックスの塊の長男…。そう、アイタタタタ、なカップルなんです。修復のため努力するだけ女子が勝ちかな。とはいえ結構かわいそうな男子でした。犬がかわいかった～。４０代の私はママと画家の恋愛が気になる♡2017/11/27
Miyuki_fsog
17
クレアを自分に置き換えるまではしないけれど…『クレア、負けるな‼』と 応援せずにはいられなかったq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! 愛犬や子供の事では涙･涙でした(ToT)2018/04/21
Rin
15
愛人が出てくる話は苦手なのですが、本作のヒーローの生い立ち、思考、それが変わっていく様がとても丁寧に描かれていて、時折涙しながらも納得して読了。ヒーロー、ヒロイン共に内省し前へ進んでいくのがよかったです。ヒーロー弟、前回も今回ももっと行動しろよ、と思いはしますが…。ヒロインは本当に良い子だったなぁ。まだ二十歳ですよね、すごい。2020/11/08
