竹書房文庫
因(ヨ)ル話―現代百物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812492406
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

著者自身が遭遇した怪異、そして、生きながら死ぬような恐怖を体験した者たちが語る話を丹念に聞き集め織り上げた現代の恐怖夜話。肉体と恐怖の限界に挑んだ、著者渾身の最新刊。

著者等紹介

西浦和也[ニシウラワ]
不思議&怪談蒐集家。老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人。トークライブを行いながら、体験記の執筆及び、書籍、ゲーム、DVD等の企画を手がける。イラストレーターとしても活動中。2007年「虚空に向かって猫が啼く―百奇蒐集録」で単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

30
実話怪談集。淡々とした語り口で決して怖くはないが、不思議なような話や笑える話も多数ある。旅行や旅館の話が多いが、いいのはそれ以外に多い感じ。中でも「くだん」のインパクトは凄く、読んだ後しばし呆然としてしまった。内田百間の不安、小松左京の恐怖と件には様々な形があるが、ここまでぶっ飛んだのはあまり見たことがない。ただ小学生の頃、こういう予言するキャラ考えたなあ、友達との話の中で。あと時空を超越して登場人物も話も一気に移り変わる話が凄かった。というか校閲はきっちりやろうよ。とりあえずあとがきの話が一番嫌でした。2013/01/10

ネムコ

26
西浦和也さんの実話怪談集。印象に残るのはやっぱり「猫が啼く」。もちろん応援するのは猫さん達。女性なら誰でも共感するのは「ふざけんな」。添乗員さんシリーズも興味深かったです。2022/12/10

ラルル

7
凄い乱丁が(笑)あと誤字も所々気になりましたが、内容自体は悪く無いです。この本の前に読んでいた怪談本が芸人さんモノだったので、その後に読むと「やはりプロは違う」と感じさせられました。安心して読めます。最後の話は別の所(ドラマじゃなくて)で一度読んだ気がしたんですが…?気のせい?2013/01/17

パブロ

6
いたってフツーの実話怪談集と言いたいところだけれど、この人の本を読んできた私には「うまくなったじゃん!」って感じ。何だか成長したな〜なんて思わせてくれました。うん、怖くない。怖くないけど、著者の人の良さがひとつひとつの話にマッチして、いい感じのぬるま湯に入っているみたい。それに北野誠『お前ら行くな』のこぼれ話がいつもは「もういいよ!」ってな感じで入っていたけれど、大分それもなくなったからね。しかし毎度毎度の校正ミス。今回はちょっと突飛で、これが一番グッときたかも。2013/01/17

王天上

4
今回は呑気な話が多かった印象。「島の旅館」とあとがきが面白かった。超短編が好みなのだが、面白い超短篇を書くのはかなり難しいのだろうなあと思わせられた。2015/09/14

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