内容説明
19世紀後半・イタリアの国境に近いスイスの小さな村。少年ロミオは家族とともに、貧しくも幸せに暮らしていた。しかしある日、平和な村に「死神」と呼ばれる人買いルイニが現れる。ルイニの陰謀で、畑を失ってしまう一家。ロミオは、家族のために自らを人買いに売り、ミラノで煙突掃除夫となる。きつい煙突掃除の仕事や、親方一家の厳しい仕打ち、不良グループ「狼団」との争いなど、想像以上につらい生活。しかし同じ煙突掃除夫の親友・アルフレドや仲間たちと助け合い、屋根の上から見えるミラノの美しい青空にも励まされ、日々をのりこえていく。いつしか強い絆で結ばれたロミオたちは、「黒い兄弟」を結成し、友情を誓い合うのだった―。過酷な状況でも希望を失うまいとする少年たちの、熱い友情と勇気の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイアイ
5
世界名作劇場アニメの中で「幼い子供たちを人身売買」「虐待」を徹底的に書いた異色の名作、ロミオの青い空。子供の頃、家畜以下の扱いを受ける自分と歳の変わらない少年たちの境遇を涙しながら見て、原作の小説を読み、大人になり遂にアニメ放送から20周年の今年も変わらぬファンです。ロミオが今生きていたら、困難な状況に置かれた子供たちを救う為に行動を起こしただろう・・というこの本の最後の解釈に胸打たれた。▽図書館2015/02/19
紫陽花
1
アルフレドが格好良すぎる!!2013/12/01
はる
0
アニメが全部通して見たことないので、内容を把握するために読みました。2015/06/18