内容説明
新宿にある『便利屋の早乙女』。お金持ちで、まったくやる気のない所長・早乙女に、所員の友紀(元刑事)はぶち切れ寸前の毎日を送っていた。ふたりは、ただの雇用主と従業員というわけではなく、肉体関係はあるものの恋人とも違う。友紀が中途半端な気持ちを持て余したまま、いつものように素直になれずにいたある夜、突然、早乙女を訪ねて友紀の元同僚の刑事が事務所に現れる。そのまま連行されていく早乙女の様子に、友紀は激しく動揺し…。早乙女を救うため、友紀のもとに個性派揃いの仲間が集まり、『早乙女ご一行』の面々が無敵のホーム・新宿で大暴れ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そらねこ
20
新宿退屈男…とりあえず全巻読みましたので、感想は最後にまとめます。2017/04/16
辺辺
19
積本崩し。レーター狙い。退屈男シリーズ第7弾。大変だ、攻が囚われてしまったよ。って、普通はここで攻がどれだけ優秀かを描く所だが、それを書かずに周囲にいる他のメンバーさんの活躍を描いてる。個人的に一度でいいから、攻の本気を見たかったな。いつも飄々としてて、掴み処がない、しかも、またしも受をおもちゃのようにエロ専用にしてるし、受も受で流されやすすぎやろ?この二人の間に肉体関係以上に何か存在するのか?未だに謎である。てか、このシリーズいい加減飽きてきたよ。奈良絵じゃなかったら、買いもしなかったな💦2019/08/23
那義乱丸
10
早乙女家のお家騒動勃発。警察に引っ張られた早乙女を救うべくユキと共に仲間たちが動く。一番はユキが早乙女への気持ちを自覚したこと。飄々としてつかみどころのない早乙女に引き摺られてることを言い訳にしていたようなユキだったけど、早乙女の気持ちが云々ではなく自分の気持ちとしてはっきりと認めた。そして、早乙女にとって仲間たちがどんな存在なのかもわかるいいお話だった。早乙女の言う「家族」は「ごっこ」かもしれないけれどそこには信頼と友情という絆がある。もちろんユキは嫁vいいなぁ早乙女ご一行!下巻はユキ兄の危機か?2012/12/07
beniko
6
KU。シリーズ⑤(トータル7冊目)。面白かった!相変わらずHは多いけど。早乙女家の遺産相続問題から文人が兄たちに陥れられ警察へ。いつもの仲間が集結し文人救出のために知恵を絞る。ほかでもない友紀自身が自分の無能ぶりを痛感していて、少しでも役に立ちたいと頑張る姿が健気でした。文人父も登場し事件はあっさりめに解決。今回は何よりも、友紀が文人への気持ちを自覚し認め、二人で互いの気持ちを確認し合えた!文人と美人の絆、友紀と沢木の絆、仲間を家族とも思う文人に、友紀は確かに愛されている。様々な関係性に思いを馳せました。2021/09/06
たにしぃ
6
貸してもらったのだけど、なんか続きものの途中じゃないの…?ってかんじだった、出来たらはじめから読みたい…しかも下巻まで借りた。2013/03/04