ラズベリーブックス
野に咲く乙女に口づけを

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  • サイズ 文庫判/ページ数 515p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812491898
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

社交界の人気者で、気ままに独身生活を楽しんでいたダンフォードは、遠い親戚が亡くなり、男爵位とコーンウォール地方にある領地、スタンネッジ・パークを相続することになった。美しく維持された領地を訪れたダンフォードは使用人たちから「ヘンリーがここを管理している」と教えられ、てっきり男性だと思いこむが、それはヘンリエッタという女性のあだ名だった。彼女は前領主である親戚夫婦に引き取られ、ずっとここで暮らしていたのだ。男のようにズボンをはき、生き生きと働く姿に驚くダンフォード。一方、ヘンリーは彼が自分を追い出すのだと勘違いし、早朝にたたき起こした上、質素な食事と農作業で、田舎暮らしは向いていないと思わせようとするが、作戦の途中で、ふたりは思わぬ友情を抱くことになる。そんな折、相続に関する書類が届き、ダンフォードは自分がヘンリーの後見人になったことを知った。そうであればヘンリーをロンドン社交界でデビューさせ、ふさわしい結婚相手を見つけなくてはならない。ダンフォードは野の花のようなヘンリーをレディに変身させようと決意する。互いに惹かれあう気持ちを隠してロンドンに向かったふたりは…。

著者等紹介

クイン,ジュリア[クイン,ジュリア][Quinn,Julia]
ハーバード大学ラドクリフ・カレッジ卒業後すぐにロマンス小説を書き始め、1995年にSplendid(邦題:『すみれの瞳に公爵のキスを』)で作家デビュー。2000年に発表した「ブリジャートン」シリーズの第1作、2作、4作がRITA賞の候補作に選ばれ、人気ヒストリカル・ロマンス作家としての地位を確立。2007年、シリーズ第8作がついに受賞。「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラー・リストに多数の作品を送りこんでいる。太平洋岸北西部に家族と在住

村山美雪[ムラヤマミユキ]
東京都出身。出版社、外資系商社勤務を経て出版翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

23
うっかり3作目から読んでしまいました。1作目でチャーミングだったダンフォード君が主人公。なんと彼が「ええっ?何世代前の親戚なわけ??」な人から爵位を継承するところから話が始まります。そして疑心暗鬼で訪ねてみるとそこにはヘンリー(女子!)がいて取り仕切ってて、彼を追い出しにかかるんです。これにはとにかく大笑い。山猿だったこの女子を磨いたら大変な美女になってしまい、ダンちゃん狼狽&所有欲剥き出し!あはははは。後半は自信が持てない彼女とのすれ違いがかわいそうです。愛人とかってどうなんだろうなあ、ほんと。2017/06/28

すっちゃん

8
⭐️⭐️⭐️ 一、二作目で、中々良い味を出していたダンフォード。対するヒロインは、被後見人となるヘンリー。どっかでも読んだ組み合わせだが、ジュリア・クインらしく会話も軽快で楽しく読了。すれ違いのままの結婚式はちょっと残念。誤解が解けるのも、あらそんなもん、てな感じだったかな。2018/09/10

夜の女王

6
☆☆ 男勝りで有能なヒロイン、けど世間知らずで結構可愛い。前半はそんな彼女に振り回されっぱなしのダンフォードが、どんどんヘンリーに惹かれて行く過程がほほえましかった。が、結婚後のすれ違いはどうかと。あんなに天真爛漫だった彼女がくだらないヤキモチ(しかもつまらない女の一言)で結婚生活を台無しにするとか、結婚の理由を勘違いしたダンフォードの一人相撲とか・・・あまりにチープな展開でラストは結構読むのがつらかった。付け足しのような盛り上がりは要らなかった作品2013/03/06

ネフェルティア

5
シリーズ3作目で最終話。前半は田舎生活のほのぼの感が満載してて、後半になって2人のすれ違いがあったりして楽しめた。ダンフォードが素敵だったな。さりげなくヘンリーにドレスを買ってあげたり、優しくて茶目っ気もあって。ダンフォードがヘンリーのペットのウサギのルーファスを撫でながらロンドンには帰りたくないと考えてるところがツボ。大好きな「運命の結婚はすぐそばに」にもダンフォードが登場していると訳者さんあとがきにあったので早速また再読しなくては!こんな素敵なダンフォードを見落としていたなんて!2014/02/11

nayui

5
ヒーローにイタズラして困らせたり、気を引こうとするのがミエミエの構ってちゃんヒロイン。20歳とは思えない幼稚さが目に付いて冒頭から乗れず…。愛人云々より、前作ヒロインと個人的に親密なヒーローにも疑問。ヒロインはしっかり者・ヒーローは後見人で元軍人となってるけど、設定と言動の不一致がとても気になった。どこかで読んだことがある平凡なストーリーと予想通りの展開で印象薄。ジュリア・クインだけに期待値が高かったが、この3部作はどれもイマイチで残念。初期作だから仕方ないのでしょうが…。2013/01/17

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