内容説明
舞踏会の夜、伯爵令嬢リリアンは好奇の目にさらされるのがいやになり、図書室に逃げ込んだ。４年前の醜聞はいまだに彼女を苦しめていた。ひとりになれたとほっとしたのもつかの間、そこにひと組の男女が入ってきた。女性からの執拗な誘惑が気まずくて隠れていたリリアンだったが、女性を部屋の外に追い払った男性に気づかれてしまう。彼はリリアンも名前を知っていた戦争の英雄ダミアンだった。リリアンは舞踏会に戻ろうとするが、ドアの鍵が折れてしまい、ふたりは図書室に閉じ込められてしまう。ダミアンは助けを呼ぶと騒ぎになるので秘密の通路を使うことを提案するが、ドレスが汚れては不審に思われるので脱ぐように言う。再びの醜聞か、とんでもない提案か…とまどうリリアンの選んだ道は―。
著者等紹介
ワイルズ，エマ［ワイルズ，エマ］［Ｗｉｌｄｅｓ，Ｅｍｍａ］
アメリカ、ミネソタ州生まれ。リージェンシー・ロマンスを中心にｅブック（電子書籍）形式で２０作以上を発表、Ｎｏ．１ベストセラーを連発する。２００５年度ウィスコンシンＲＷＡヒストリカル・ロマンス賞、２００６年度Ｌｏｒｉｅｓ賞、２００７年度Ｅｐｐｉｅ最優秀エロティック・ヒストリカル・ロマンス賞など受賞多数。現在はインディアナ州で暮らしている
大須賀典子［オオスガノリコ］
１９６９年神奈川県生まれ。香港育ち。雑誌編集者を経て英米文学翻訳者に（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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たまきら
22
そうそう、この間長男三男恋物語を読んで次男ふてぶてしいなあ…と思ったあれだ、と読みつつこれが他シリーズの2作目と知り混乱してしまった。クールな美女と海千山千な元スパイというカップルがおかしい。誘拐には呆れましたけどね。自分が親なら何度かパンチしとるわ。画家女子と7歳年下の男子のロマンスはかわいかった～♡2018/01/17
しゅえ
4
Ladies in Waiting シリーズ第２弾。登場人物が他作品とリンクしまくり。主人公は『禁じられた「恋の指南書」』コルトンの弟ダミアンと『ささやきは甘く野蛮に』ジョナサンの妹リリアン。平行してリリアンの従兄ジェームズと『いつか恋に堕ちるとき』ルークの異母姉レジャイナのお話。エマ・ワイルズ作品は何というか、主人公になると即一目惚れで恋愛まっしぐらって感じなので、今作の次男もそのテンプレにハマってしまい「そうじゃないでしょ～」とがっくりきた。何もかもを見透かすような次男ならではの展開が読みたかった。2018/05/30
uni
3
本作のヒーローは「禁じられた恋の指南書」ヒーローコリンの弟ダミアン、そしてヒロインは「ささやきは甘く野蛮に」ヒーロージョナサンの異母妹リリアン。色々と懐かしい人やあの本までもが再登場。思い出すのにちょっと苦労したけれど・・。今作はつまらないわけではないんだけれど、ちょっとドキドキ感が薄いかな。2012/10/14
矢田ふみえ
2
美女だけど、醜聞のため花嫁として売り出し中。いいところで、巡りあって良かったね。殺人事件のいきさつは、すっきりしないけど。2018/11/22
まめもち
2
Ladies In Waitingシリーズ２。駆け落ちに失敗して傷物のレッテルを貼られたヒロインと戦争で負傷した公爵。駆け落ちが失敗したのは相手が男色家だったからなのに、黙っていてあげるヒロインはいい子！ヒロインの後見人の公爵夫人が存在感ありすぎ。怖いけど頼もしい。他のシリーズにも顔出してそうなので、出会うのが楽しみ。2015/12/12
