ラズベリーブックス
本物のキスは罪深く甘く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812489543
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

准男爵令嬢ジョーンは24歳になった。世間からはいきおくれと言われてしまう年齢だが、最新流行のドレスをまとっても、背が高すぎるし、美しくもないとあきらめていた。ある朝、ジョーンは母から兄ダグラスに舞踏会に出席するという約束を取り付けるよう頼まれる。一向に結婚しそうにない兄をせっつけというのだ。ジョーンは帰り道に、密かに話題になっている“罪深い五十の道”という本を買うのが目的で、兄の家に出かける。ところが、そこで彼女を出迎えたのは兄の親友トリスタンだった。久しぶりに再会したトリスタンは前よりもたくましくハンサムに見えたが、その後の舞踏会で彼は流行のひだの多いドレス姿を着たジョーンを「開きかけの傘みたいだ」とけなす。腹を立てながらも、ダンスを踊ったふたりはなぜかキスをしてしまう。そのキスは、物語で読むよりもずっと劇的で…。

著者等紹介

リンデン,キャロライン[リンデン,キャロライン] [Linden,Caroline]
アメリカ中西部生まれ。ハーバード大学数学科を卒業後、プログラマーとして働くが、出産後にロマンス小説の執筆を開始。2005年にデビュー作What a Woman Needs(『子爵が結婚する条件』原書房ライムブックス)を刊行後、順調に作品を発表する。2012年にはI Love the Earlがアメリカロマンス作家協会RITA賞のベストロマンス・ノヴェラ部門賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たまきら

27
服のセンスがないせいで自分の良さが活かせない女性と、子供のころから兄の友人である男性とのお茶目なロマンスです。特に前半の二人の会話がとても小粋で楽しい!なんでもくだらない賭け事にしてしまう男子たちの友情もおかしいし、お茶目なパパが締めるところはビシッとこなすあたりも良かった。熟年カップルがゴールインしてたらもっと楽しかったかな?2021/03/31

じょう

13
ヒロインは背が高過ぎる上に 似合わない(母親の見立ての)ドレス・髪型の行き遅れのレディ。兄の友人であるヒーローに再会し・・・。  大好きな設定なのですが、日本語としておかしなところ等が気になって、流し読み状態になってしまいました。残念です。2015/03/07

キッチンタイマー

11
久々でリンデン。公爵の弟の話の頃と同じコメディ。幼なじみの恋に分類されるかも。兄の親友。ヒロインは徹底的に妹性格で傍観者でありながら批判者、冒頭シーンと変わらない性格。ハーマイオニーか。兄は大抵のことをぶち壊すというのも妙にリアル。伝説的などんなことをやらかしたのか、と思うんだけど結局この小説にあったようなことをしたわけね。アドバイザーの不在は大変そう。ヒロイン一家は全員絶対君主のマミーには逆らえない。このあと兄ちゃんはどうなったんだろう。2014/09/15

すもも

10
★★★★☆ LOVE AND OTHER SCANDALS 2013年作品 放蕩者のヒーローは、愛情深い両親に育てられればそうはならなかったであろう真面目な人。流行の服が似合わない悲しさは今も昔も変わらない。特に若い時はね。母親が自分が似合うだけにそれがわからないのも、今もありそうな話。ヒロイン父親がヒーローを理解していて、この先のヒーローの幸せを予感させるラストがよかった。2016/10/16

ぽこ

7
最後まで二人の会話が楽しくて良かったです。ヒーローは自分の気持ちに鈍くて、結婚したくないと言い張る典型的な放蕩者ですが、誠実さが溢れていて好感が持てます。ヒロインに自分が建てた新築の家を案内してあげるなんて「結婚しよう」って言ってるようなものだと思いますが、どれだけこの二人鈍感なんだろうとニヤニヤしながら読みました。次作のアビゲイルの話も楽しみにしてます。2015/01/31

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