内容説明
香港から『龍』が消えて3年―。高柳智明は、『龍』の重い宿命から解放された恋人のティエンと共に、穏やかな日々を過ごしていた。そこへ、新しい『龍』こと3歳のフェイロンがやってくる。とある事情で何故だか、フェイロンとふたり、パンダを見る旅行に出かけることになった高柳だが、そこには再び『龍』を巡る闇の罠が仕掛けられていて…!!混沌として絡み合う、アジアの雑踏の中で、二匹の『龍』は、愛する者を守れるのか―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那義乱丸
29
『龍の覇道』読了時、あとがきの文からシリーズ完結かと思いきやその後、獅子が出て鳳凰が出て、で今度はまた龍が出た。完結したと思ったのは私の勘違いだったのか(笑)たしかにティエンと先生の件もあるし、ここにきてフェイロンという存在にスポットが当たってるしまだまだ続きそうだ。シリーズの中では龍カプが一番好きなので読めて嬉しいけど今回の高柳はなんだかなぁ。あまりにもうかつすぎないかい?物語においては単なる囮というだけでなくフェイロン絡みの要素かとは思うけど、一人の大人の行動としてあまりにお粗末過ぎる。コメント欄に続2014/06/03
辺辺
27
積本崩し。ウェルネス第14巻。一応ティエンX高柳の話なんだけど、時系列にしては前回の3年後。メインはどっちかというとティエンの甥・フェイロン誘拐の話。う~む、できる男ができない男になり、食いしん坊な処ばかり強調された感じだな。高柳のキャラ、好きだけど、不安定過ぎ。ティエンもはっきり計画を言えばいいのに、無駄に影で動いてるせいで、高柳が空回りばかりしてる。いつの間に先生とティエンが和解し、また影のようにティエンに従ってくれたのが嬉しいですけど。フェイロンの龍としての覚醒が一体なんなのか明かされてないのが残念2019/06/28
de sang-froid
18
かつて龍と呼ばれた男・ティエン(右)とゲイリーに頼まれ、新たな龍である飛龍(下・3歳)と成都に行くことになった智明(左)だが。Hと観光部分が長くて、事件自体が簡単に収束してしまい一冊使って書くほどの内容だったの??飛龍の力って何だったの?私なんか読み落としてるのかしら?サッパリな一冊。先生が出てきたのは嬉しかったけど。同人誌なら多少中途半端でも有りかもしれないけど、文庫一冊使ってこれ、ファンとして残念ですワ。2014/08/01
ミル婆
14
あれ?完結してなかったのね……龍編。先生復帰もフェイロンとの新たな関係も美味しいのだが、今作は愛されキャラ食いしん坊ばんざい高柳の行動と思考が残念すぎた。これじゃお馬鹿さんにしか見えない。不二子ちゃんみたいに確信犯ならいざ知らず、この出たとこ勝負みたいの大丈夫なのか?なーんか腑に落ちないな〜。2014/07/09
まふぃん
13
あんな三歳児いません(笑)せめて五歳くらいじゃないかな?! キャラとか掛け合いはとても面白くていいんだけど、敵やフェイロンの能力の説明が中途半端で事件としては物足りなかったなあ。2015/10/02