竹書房文庫
少女は時計仕掛けの首輪を填める―スチームパンク・クロニクル

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 484p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812488164
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

“影の人格”を持つ少女フィンリーは仲間たちと飛行船でニューヨークを目指していた。殺人容疑で故郷アメリカに連れ去られたジャスパーを救うために。彼を連れ去ったのは、昔入っていたギャング団のボスであるレノ・ダルトンの一味だった。罠にはめられたと知ったジャスパーだが、恋人を人質に取られてしまう。誘拐の目的は、ジャスパーが盗んだエーテル装置を取り返すことだった。天才科学者ニコラ・テスラの発明したその装置は、恐ろしい力を秘めているらしいのだが…。ニューヨークに到着したフィンリーは、ダルトンのギャング団へ潜入するため、地下闘技場で行われる格闘トーナメントへの出場を決意する―!舞台をアメリカに移して、奇妙な機械と特殊な能力を使ってギャング団と戦う少年少女たちの活躍を描く、スチームパンクSF第2作!

著者等紹介

クロス,ケイディ[クロス,ケイディ] [Cross,Kady]
1971年生まれ。キャスリン・スミスとして20作以上の小説を発表後、2011年からケイディ・クロスのペンネームで本“スチームパンク・クロニクル”シリーズを発表し、ティーンエイジャーを中心とする読者から絶大な支持を受ける。並行して、ケイト・クロス及びケイト・ロック名義でも、スチームパンク作品が刊行されている

小林美幸[コバヤシミユキ]
上智大学外国語学部英語学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すけきよ

4
クリフハンガーで終わった前巻の、完全なる続きなので、単品ではあまり楽しめないと思う。前巻で思ったとおり、スチームパンクよりも少年少女のキャラクターの惚れた腫れたを描きたい作者のようで、その点は成功していて、主人公たちは生き生きとしている。ただ、やはりスチームパンクらしさは薄いんだよなぁ。このキャラクターに、ガジェット感がプラスされれば、魅力はもっと増すはずなのに。まぁ、主人公たちのキャッキャウフフを愛でる小説なのかもなぁ。そういう意味では、ダンディが現れず、三角関係がなかったのが残念。 2014/08/22

なぷ

3
1作目よりなんかとっ散らかった印象であった。スチームパンク感はいっそう薄れてしまっているかな。女性陣の思い切りはよく、男性陣にはちょっとイライラするのである。2016/12/27

憂霞

2
スチームパンクな世界観、やはり好きだなぁ。今回の舞台はニューヨーク、前巻の最後にアメリカに連行されたジャスの救出作戦。舞台がNYな関係上、ジャック・ダンディが登場しないのが寂しかったけれど、さり気なくフィンに贈り物をしてグリフを苛立たせるとか、さすが悪いオトナのオトコ。公爵サマとはレベルがちがうわぁ。翻訳物って、たまに登場人物に感情移入できない(民族性のちがいなのか…)ことがあるけれど、このシリーズはそんなこともなく、とてもワクワク読み進められるのがいい。続きが楽しみだけど、刊行されるかなぁ。そこ重要。2015/09/06

佐倉はな子

2
いろんな意味で超能力保持者のお話(笑) 次回はダンディさん出るかなぁー。2015/03/14

とうくぼやかや

2
ニューヨークでギャングと対決。あいかわらずスチームパンク要素薄くて、どっちかっつうと異能力者が科学と戦ってる感じなので、アメリカのグループヒーロー物のテイスト。テスラの扱いここでもw。フィンとグリフの関係も深まったはいいけど、フィンの影の人格も出てこなくなって、ダンディのことどうすんのさ、てな具合。エムはひたすらかわいいのな。2014/09/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8108039
  • ご注意事項