内容説明
ラモント公爵の跡継ぎウィリアムは、父親が4度目の結婚式を迎える日の朝、激しい頭痛とともに目が覚めた。前夜、美しい女性と酒を飲んでから記憶がなく、ベッドは血まみれ。そして、父の花嫁であるマーラが消えたという。―それから12年。彼は“人殺し公爵”テンプルと疎まれ、賭博場で金を払えなくなった客相手に、借金を帳消しにするか領地を失うかの賭けボクシングをしていた。ある晩、尾行に気づいたテンプルが捕まえたのは、彼が“殺したはず”のマーラだった…。彼女は死んでいなかったのだ。16歳の誕生日の2週間後に、父親のような年齢のラモント公爵と結婚することになったマーラは、テンプルがその息子だと気づかないまま、失踪するのに利用したのだった―。復讐の念にかられながらも、次第にマーラに惹かれていくテンプルは…?RITA賞ファイナリスト作品!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
17
面白かった。こういうヒーローとヒロインの、関係は初めて。前作よりも良かった。そして、エピローグの後半、何度か意味深だわ~(@_@)2019/07/21
veri
16
意地っ張りなテンプルとさ・ら・に!その上をいく頑ななマーラ!マーラに好感を持てずにいたのですが、テンプルが格好良くてっ!愛情、懐の深いテンプルがヒーローだからこそマーラはヒロインたりえたと言える程!相変わらずテンポが良く読むのやめられず深夜に(笑)ボーン夫妻が大好きなので出てきてくれて嬉しいです。ラルストン夫妻もどこかで出てきて欲しいんだけどなー!残りはチェイスのみ。本作読む前に本シリーズの秘密を知ってしまったので、原書四巻の粗筋を読むのはオススメしません…が秘密を知ってしまっても面白かったです(^_^)2014/07/09
uni
7
ヒロインに苛つきながらも、テンプルが幸せならそれでいいやと納得。なんだかんだ言っても面白かったなぁと思っていたら、最後に全てが吹っ飛ぶような衝撃が。おもわず前シリーズを読み返してしまいました。次作とても楽しみです。2014/07/19
Mrs.涼子
7
面白かったぁ。一気読み。今作のH/Hとっても良かったんだけど…、最後に全てチェイスに持って行かれたぁ。次作は数字シリーズと絡み合いそう。2014/07/12
ここはる
5
〈堕ちた天使〉シリーズ3作目。ヒロイン&ヒーローの感情の機微が複雑過ぎて、理解しようと一生懸命読みました。殺人の濡れ衣を着せられたヒーローの前に現れたのは、殺されたはずのヒロイン。面白い設定だな〜と思ったのですが、事件の真実とか、ヒロインが最初の出会いの時からヒーローに恋してたとか、もっとはっきり書いてくれたらもっと盛り上がったような気がするのは私だけ?次作はあの人とあの人が主役⁈と思うとワクワク(≧∇≦)【原題/No Good Duke Goes Unpunished】2014/09/09