内容説明
祖父の遺産を相続するため、アメリカからイギリスにやってきたビアンカ・ケンウッドの夢はオペラ歌手になること。しかし、あと一年、後見人の庇護を受けなければ遺産はもらえない。しかも後見人のラクレア子爵ヴァージル・デュクレアは、ハンサムだが規律を重んじる堅物で、イタリアに渡って歌の勉強をしたいという彼女の望みをまったく聞いてくれない。ビアンカは知らなかったが、ヴァージルは自身の弟とビアンカの結婚を望んでいたのだ。困ったビアンカは自分が手元に置いておけないじゃじゃ馬娘だとヴァージルに思い込ませようと策を練るが、うまくいかない。それどころか、つまらない男だと思っていた彼の意外な面を知るにつれ、ある事実に気づく。いつしか自分の歌う歌が、ヴァージルへの愛の歌へと変わりつつあるということを―。
著者等紹介
ハンター,マデリン[ハンター,マデリン][Hunter,Madeline]
アメリカ、ペンシルヴェニア在住のベストセラー作家。2000年BY ARRANGEMENTでデビュー。以後、20作のヒストリカル・ロマンスを刊行。4作品がRITA賞にノミネートされ、中世を舞台にしたSTEALING HEAVENが2003年度ヒストリカル部門の最優秀作品賞を受賞した。美術史の博士号を持ち、執筆のかたわら現在も大学で教えている
松井里弥[マツイサトミ]
翻訳家、東京出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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矢田ふみえ
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