竹書房文庫
恐怖箱 蝦蟇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812445983
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

3人の嗅覚鋭い怪談ハンターが、独自の取材網で仕入れた極上ネタを、腕によりをかけて調理した絶品怪談33話を収録。呪う、祟る、連れて逝く…。「三種の怪奇」。あなたを襲う実在の恐怖体験談。

目次

タクシー(高田公太)
スーパー銭湯(深澤夜)
ポール(高田公太)
ベジボックス(高田公太)
カレーライス(神沼三平太)
ドンドン(高田公太)
モーニングセット(深澤夜)
看板に偽り無し(深澤夜)
一軒目の店(高田公太)
ヘビーローテーション(深澤夜)
ハネムーン(高田公太)
アリス症候群(深澤夜)
田舎(高田公太)
雪道(神沼三平太)
連鎖(深澤夜)
お返し(神沼三平太)
ぬい飯(神沼三平太)
天井(神沼三平太)
分かりません(高田公太)
だーれだ?(深澤夜)
友人二人(高田公太)
別々(高田公太)
パーツ(深澤夜)
見た(だけ)の話(高田公太)
ほら!(高田公太)
三輪車(深澤夜)
さるぼぼ(神沼三平太)
隈虫
黄色い長靴(深澤夜)
負け犬(神沼三平太)
着く前の話(高田公太)
六号の家(高田公太)
アイアンマン(深澤夜)

著者等紹介

深澤夜[フカサワヨル]
栃木県出身。家庭用エンターテインメント機器などの開発設計に携わりながら怪談を掘り出す日々。2008年『恐怖箱 蛇苺』(竹書房刊)で共著デビュー

神沼三平太[カミヌマサンペイタ]
神奈川県出身。超‐1/2010大会ランキング8位(ささきやすなり名義)、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞

高田公太[タカダコウタ]
1978年生まれ、青森県出身在住。2009年『恐怖箱 蟻地獄』(竹書房刊)にて共著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

8
まあ普通の実話怪談、何時も通り可もなく不可も無し。坊主に囲まれて読経される話や炊飯器の中にぬいぐるみが入っていた等、怖いより首を捻るような話がいつもより目立ったかな。良かったものとしては「三輪車」「看板に偽り無し」「アイアンマン」。特に「看板に偽り無し」の後を引く不安感は大したものだと思う。2011/07/01

王天上

5
積読本の一番下で歪んでいた一冊。持ち心地が良くないので、どんどん読んでいたらあっという間に読了。怪談は短篇派だが、この本では長めの作品に印象的なものが多かった。「だーれだ?」「三輪車」「隈虫」「黄色い長靴」が良かったです。2015/09/08

misui

4
初めて読む恐怖箱トリニティこと著者三人競作本。色物揃いです。本書で読むべきは大ネタや遊びのある話だろうけど、個人的な趣味としては神沼三平太「隅虫」あたりがまとまってて好きです。虫切りのバリエーション。2022/09/25

深川拓

4
相変わらず、3人の書き手が混在していることを意識させない編集が巧みなシリーズ最新刊。今巻は中盤あたりから長尺のエピソードが多いが、かといっておぞましい因果に彩られているわけではなく、原因は解らないが逃れられない、或いは奇妙な人間性が透き見えるユニークなものが多いのが特色。中でも、『黄色い長靴』の異様さは記憶に鮮烈だ――しかし、こちらではなく『アイアンマン』という妙な話で締めくくっているのがまた人を食っている。怪談に耽溺するダメな人はこーいうことになりますよ、と諭されているかのようで。2011/07/16

パブロ

4
読み始めの感想は「なんだかな〜」。だって、何か落語の小話を聞いているようなオチばっかりだったんだもん。もう恐がらせるってよりも、キレイに話をおとすって感じ。「おいおい、ちょいと趣旨が違うじゃん!」なんて思って、読み進めてみると…「三輪車」。後半の長めの話はちらほらといいものがあるから、またこのシリーズを買うハメになっちゃうんだよな〜。2011/06/30

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