内容説明
警視庁公安部の美しい狂犬・靫真通と、指定暴力団の野獣・峯上周。峯上は、靫の身体をエサに情報を運ぶ、靫の「協力者」だ。靫は曲者の峯上を飼いならそうとするが、峯上は逆に靫を屈服させようとする。精神の深部まで喰らうような野獣の凌辱。靫にとっては、耐えられない脅威だ。しかし、テロ事件の解決とともに「協力者」との関係は終わった―はずだった。峯上と再会するまでは。「あなたは俺を必要としている」。新たな事件の下、再びふたりは接触を持つ。野獣の破壊的快楽に、狂犬は服従させられるのか!?―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タビサ
73
「狂犬と野獣」② タンデムの続編。自然環境保護団体を装った思想集団、洗脳、破壊、テロと今回もハードでした。その団体に潜入する靫と宮木、またしてもその団体に姿を現した峯上、どうなっちゃうの?と少しハラハラ。 前回の機械用オイルもビックリだったけれど、今回はポーションバターでバター犬(笑)濃いな~。ちょっと二人の関係がラブ寄りになってきたような。周って呼ばれて喜ぶ峯上がツボです。ほっぺにチュウするところも萌えました♪ 2016/03/07
辺辺
45
野獣X狂犬。前半は靫の事件に絡みながら周に対する感情に揺さぶられ、徐々に精神的に追い詰められるのが痛かった。後半では恋人となった安心感から狂犬らしく奮闘する姿がとても男らしくて好き。周の無口ぶりが相変わらずだが、セリフには重みがあるだけ、その心理を想像するのが楽しい。個人的甘ベタすぎない展開に萌え。沙野さんの萌えツボにも共感できる。続きが楽しみ(宮本がまとものまま光とより深い関係になればいいと思う←ヤンは靫の特権だww)2011/11/07
フキノトウ
43
真道の不安定さが、とっても心配です。櫟のリズムをなぞる指が。カルトへの潜入捜査でモサイ格好をする、真道もなんだか好きです。でも、一番キュンと来るのは、ホッペにチュでした^^周の意外な一面が見れてよかったです。宗教描写が、とっても怖かった。2014/02/12
そらねこ
31
もう、ページ開いた口絵が素敵過ぎる♡紙で買ったんだけど、これ子供に開かれたら(;'∀')どうしよう…狂犬と野獣のバター××…機械オイルからバター…体に優しい?小山田あみ先生…ありがとうございます♡二人の間も結構甘くなってきて嬉しいわぁ♡嫉妬に狂う峯上も助けに来た峯上もめっちゃ素敵だった♡前作同様音と光の洗脳宗教団体への潜入というストーリーも面白かった。2017/11/03
LIV
29
前作よりも名前呼びとか甘さが出てきた( ^q^ )そしてバター・・・おほほ。プレイがエロ~ですがストーリーもしっかりあってハラハラしつつ面白く読めた。お借り本。2018/11/16