竹書房文庫
恐怖箱 籠目

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812445167
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

怪談にとり憑かれた男、鳥飼誠の満を持してのソロデビュー作。血も滴る鮮度、極上“ネタ”35品で今宵あなたを饗します。

目次

専門外
消失
赤マント
赤糸
みいつけたー
十字架タクシー
ウエディングドレス
隠れた達人
紫鏡
嫌われた
左右
掛け時計
狂笑
つねる
受け止める
廃屋

著者等紹介

鳥飼誠[トリガイマコト]
東京都出身。実話怪談コンテスト「超‐1/2007年度大会」に参加し、3位の成績を収める。以後、恐怖箱トリニティ(3人共著)シリーズの執筆メンバーに加わる。現在は本職であるマッサージ店の店長を勤める傍ら、実話怪談を収集する日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

138
鳥飼誠さんの実話怪談のデビュー作を読んで気づいたのは著者が刀の出て来る話が誠にお好きでお得意だなという事実でしたね。『キャンプ場』大学生のグループが川原近くのキャンプ場へ車でやって来るが直前になって引き返す。何と張ってある全てのテントの上に赤錆びたボロボロの刀が突き刺さっていたのだ。『やりたくなかった』小学生の頃に祖父の招きで日本刀同好会の場に参加した時の強烈な体験談。老人が持参した刀を抜くと武士の霊が乗り移って五人を殺めた後悔を語り肩の上には目や鼻や耳が無惨に切り裂かれた五つの顔が浮き老人を睨んでいた。2020/08/12

HANA

11
実話怪談集だが、話し手の身を守る座敷童だとか日本刀を口に咥え霊と戦う犬だとか、持ち主に祟る日本刀だとか、むしろ民話の範疇に入りそうな話が多かった。それでも「青い村」まで突き抜けてしまうと、それはそれでありだという気がしてくる不思議。このまま土俗系実話怪談というものを開拓して欲しくなってしまう。土俗と実話怪談、実は相性がいいのかも。2011/04/11

☆kubo

8
ちょっと創作感が強いものもありますが、「消失」「隠れた達人」「防空壕」「ボンという犬」が良かった。2020/08/06

てつJapan

6
【◎】再読。護ってくれる者たちの話は胸が熱くなりました。青い村の異形のモノたちがかなり怖いです。2017/08/29

澤水月

6
ネット普及前のエロ本蒐集マニアが遭遇した怪談が楽しい。あとタコ皿、ガワラが印象的。…しかしなぜ本のタイトル「籠目」なのかついに判らず2011/03/30

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