内容説明
怖い話を百紡ぐと、本物の怪が現れる…そんな百物語も5回目。老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人・にしうらわが紡ぐ、渾身の実話怪談100。
目次
第1章 猫が啼く
第2章 憑依なんですか?
第3章 骨探し
第4章 バレンタインデー
第5章 祖父からの手紙
第6章 メリーゴーランド
第7章 封印ロケ
第8章 獄の記憶
第9章 白い人
最終章 ギィィィ
著者等紹介
西浦和也[ニシウラワ]
不思議&怪談蒐集家。老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人。十数年前、勤務していた警備会社で怪異を体験。それを切っ掛けに怪談の蒐集を始める。「新耳袋現代百物語」(角川書店刊)の取材協力、「北野誠怪異体験談 おまえら行くな。」(1、2巻マイクロマガジン社刊、3巻弊社刊)の企画・構成、及び全国でトークライブを行いながら、書籍、DVDの企画も手がけている。数多くの怪談・ホラー系書籍などに取材記を寄稿中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムコ
25
只今、西浦和也が私のトレンド。実話怪談の草分けの一人だと知ってはいましたが、作者を追っかけたことはありませんでした。YouTubeで語りを聞いて「おっ!?」と思いました。怖い話を笑える風に語れる人は好きだなぁ。そして手に取った本書。過不足ない、これぞ『実話怪談』。百物語だから一話は短いのですが、物足りなさを感じさせないのはさすが。しばらく西浦和也さんを追いかけます(^-^)v2022/12/03
カザリ
23
船主の話がよかった。2016/07/09
王天上
5
超短篇がぎっしりなので印象は薄れがち。「最終電車」「手を振る人」「お化け屋敷」「白い人」がよかった。2015/10/14
HANA
5
怖い話というよりは不思議な話に分類されるものが多いように思える。やはり文体の問題なのかなあ。「ギィィィ」などは正体不明の怖さがあるので、もう少し書き方に工夫を凝らせば大傑作になると思うのに。非常に残念である。2011/01/23
澤水月
5
今巻イイ! 特にメディア関係者らの「封印ロケ」の章は芸人、カメラマン、タレント、映画監督らの体験が非常に面白い。有名ラーメン屋ブツ撮りの話たまりませぬ…あと「獄の記憶」の章もとても良い(著者の人柄が滲んでて)。誤植が凄く減ったのでスムースに夢中になれ、気づけば一晩徹夜で読み切る…ハッ2010/12/25